静岡人インタビュー「この人」 前田嘉男さん(沼津市)設立20年を迎えたぬまづ観光ボランティアガイド会長

 ぬまづ観光ボランティアガイドに所属し8年目、トップに就任し3年目を迎える。約50年前に転勤をきっかけに沼津市に移住。香貫山の展望台から素晴らしい景観を見続けて、さらに沼津の街が好きになった。「一度来たら心のふるさとになる街」と話す。子どもたちに沼津の歴史や文化を伝えることもやりがいの一つ。趣味は早寝早起きと般若心経の写経。愛知県江南市出身。沼津市杉崎町在住。75歳。

前田嘉男さん
前田嘉男さん

 ―沼津市の良いところは。
 「風光明媚(めいび)で、気候温暖、海産物も豊富なところ。海や山が近く、県外から沼津市内の山の登山に来る人もいて、初めての人でも住みやすい」
 ―沼津市のお薦めスポットは。
 「香貫山の展望台からの景色。富士山や駿河湾を見ると感動する。春には桜、秋には紅葉を観賞する『香貫山ウォーク』と題したイベントを行っている。御用邸や『びゅうお』など、誰でも楽しめるスポットがたくさんある」
 ―設立20年を迎えての感想は。
 「とても光栄。多くの先輩会員がガイド活動の基盤を作ってくれたおかげだと思っている。今後は若者の入会を促すなど10年先を見据え、継続・拡大できる会を作り上げていきたい」
 ―ガイドの面白さは何か。
 「お客様から『ありがとう』と言ってもらえること。うれしく感じられるひとときになる。良き仲間に恵まれ、楽しくガイド活動ができていることにも幸せを感じている。これからも人、郷土の沼津市の役に立ち、街を盛り上げられたら」

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