AV出演契約注意 「18歳成人」で呼び掛け 下田署が講話

 成人年齢の引き下げに伴う若者へのアダルトビデオ出演強要の被害撲滅を図ろうと、下田署は16日、被害防止の講話を下田看護専門学校(下田市)で開いた。学生に安易な契約を控え、慎重に行動するよう説いた。

講話する小倉警部補=下田市の下田看護専門学校
講話する小倉警部補=下田市の下田看護専門学校

 生活安全課の小倉大樹警部補(31)が講師を務め、1年生約40人が受講した。小倉警部補は近年の県内での出演強要に関する摘発状況や県警への相談件数を示し、「件数がゼロなのは周囲への相談が困難なためで、安直に静岡では発生していないと思わないで」と強調した。
 未成年への出演強要の手口として、“大人としての契約の責任”を執拗(しつよう)に問う手法が今後増加するとも指摘。勧誘する相手に対し、名刺をもらって身元を確認するなど、すぐに話に乗らないよう訴えた。
 小倉警部補は「SNSへの投稿や交際相手への送信など、自身の画像の扱いにも細心の注意を払ってほしい」と呼び掛けた。

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