しかけ絵本挑戦 沼津市立図書館で手作り講座 子どもらアイデア形に

 ページをめくると絵が立体的に飛び出したり、つまみを引くと動いたりする「しかけ絵本」を学ぶ講座がこのほど、沼津市立図書館で開かれた。子どもから大人までの42人が、個性的なオリジナルカードを作った。

嵐田代表(左手前)に教わりながらしかけを作る子ども=沼津市立図書館
嵐田代表(左手前)に教わりながらしかけを作る子ども=沼津市立図書館

 講師を務めたのは日本初のしかけ絵本専門店「メッゲンドルファー」(神奈川県鎌倉市)の嵐田康平代表(73)。参加者は簡単なしかけの作り方を教わった後、手本を見ながら画用紙にはさみで切り込みを入れたり、色鉛筆で色づけをしたりしてさまざまなアイデアを形にした。
 恐竜をモチーフに製作した長泉小1年の一杉光月君(6)は「歯をギザギザにした。たのしい」と笑顔で話した。嵐田代表は「難しく考えずまずやってみることを伝えた。作ることに挑戦しやすいのもしかけ絵本の魅力」と語った。
 12日までの「こどもの読書週間」に合わせ、子どもたちに絵本に親しんでもらおうと同図書館が企画した。

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