総合計画「町民の指針に」 松崎町 策定前に住民と意見交換

 松崎町はこのほど、次期総合計画(2023~32年度)策定に向けた住民ワークショップを町環境改善センターで開いた。町職員幹部や住民約40人が参加し、町のキャッチコピー「花とロマンの里」変更の有無や、総合計画の基本理念などについて話し合った。

総合計画策定に向けて地域活性化を考える住民ら=松崎町環境改善センター
総合計画策定に向けて地域活性化を考える住民ら=松崎町環境改善センター

 冒頭で深沢準弥町長が「これまでの総合計画は策定が目的となり、皆さんの目に触れる機会が少なかった。行政だけでなく町民の指針になる内容を目指し、意見を伺いたい」と意義を説明した。
 キャッチコピーは町内外で親しまれてきた経緯などを踏まえ、変更するべきではないとの声が多く集まった。その上で副題を新たに設けることを検討し、「自然と調和したまち松崎」などの案を一人一人が提案した。基本理念に関しては地域の将来像を共有し、深沢町長が考えるたたき台の改善点を議論した。
 町は7月ごろまでに計画の大筋を決める方針。今回のワークショップに加え、住民を交えて静岡大などと進める地域活性化策「2030松崎プロジェクト」の活動や課題を参考に策定するという。

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