水質汚染専門家ら委員3人追加 静岡県の生物多様性専門部会【大井川とリニア】

 静岡県は16日、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の水問題を議論する県有識者会議生物多様性専門部会に委員3人を追加したと発表した。水質悪化や水量減少が生態系に悪影響を及ぼす可能性を踏まえ、水質汚染に詳しい専門家らを新たに委嘱した。24日の次回会合から加わる。
 追加する委員は、高山植物の保全活動を現地で実践する鵜飼一博・県立農林環境専門職大准教授、水質汚染による水生生物への影響に精通した加茂将史・産業技術総合研究所主任研究員、減水による両生類への影響に詳しい島田知彦・愛知教育大准教授。
 委員の追加は、昨年10月の前回会合で委員から提案があり、その後、事務局の示した人選案に全委員が賛成した。

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