女子・奥原、準々決勝へ 男子・桃田ら8強入り バドミントン・全日本総合選手権

 バドミントンの全日本総合選手権第3日は27日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで各種目の2回戦が行われ、シングルスで女子は奥原希望(太陽ホールディングス)と大堀彩(トナミ運輸)が順当勝ちし、準々決勝に進んだ。

女子シングルス 2回戦で香山未帆(奥)からポイントを奪った奥原希望=武蔵野の森総合スポーツプラザ
女子シングルス 2回戦で香山未帆(奥)からポイントを奪った奥原希望=武蔵野の森総合スポーツプラザ

 男子は前回優勝の桃田賢斗(NTT東日本)や奈良岡功大(FWDグループ)常山幹太(トナミ運輸)が8強入りした。
 ダブルスでは女子の青木もえ、長廻真知組(筑波大)男子の古賀輝、斎藤太一組(NTT東日本)混合の金子祐樹、松友美佐紀組(BIPROGY)が勝ち上がった。
奥原、古巣後輩に格の違い見せる  女子シングルスの奥原が格の違いを見せつけた。プロ転向前に所属していた古巣の後輩を試合時間37分で一蹴。「ずっと主導権を握りながら落ち着いてプレーができたし、相手との駆け引きの中で楽しくバドミントンができた」と満足そうに語った。
 度重なる故障に苦しんだ1年だったが、今月にワールドツアー2大会で優勝するなど復調の手応えをつかみつつある。来年4月末まで続くパリ五輪出場権を争うレースを見据え「来年に向けて弾みをつけられたら」と2年ぶり6度目の頂点に意欲をにじませた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞