工場周辺で検出のPFAS巡る市民団体の住民監査請求 静岡市の事務局が受理 企業側に調査費用負担を求めるよう訴え

有機フッ素化合物=PFASが、静岡市の化学工場周辺で高濃度で検出された問題を巡り、市民団体が静岡市に対し住民監査請求を行った結果、監査委員事務局が3月4日付で受理したことがわかりました。

静岡市清水区にある「三井・ケマーズフロロプロダクツ清水工場」周辺では、発がん性が指摘される有機フッ素化合物「PFAS」が高濃度で検出されています。

静岡市がこれまでに行った水質調査の総額は665万円に上っていて、地元住民や弁護士らでつくる市民団体は2月20日、企業側がPFASを排出したにもかかわらず、静岡市が調査費用を負担するのは不法行為にあたるとして、市に対し住民監査請求を行いました。

企業に対し、調査費用の負担を求めるよう訴えています。

静岡市監査委員事務局は協議の結果、3月4日付で請求を受理したことがわかりました。

3月12日に陳述会を行い、請求者と静岡市がそれぞれ陳述を行う予定です。

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