「濁った水が放流されている」浄化センターで設備故障 十分汚水処理できず…基準の5倍超えの濁り 被害報告はなし=静岡市

静岡市の安倍川河口にある下水処理施設の中島浄化センター(静岡市駿河区)で、一部設備の故障により、下水道法の排水基準を超過した処理水を一時的に放流する事故が起きました。

静岡市によりますと、2月27日午後2時、住民から通報を受けた静岡河川事務所が、市に「濁った水が放流されている」と報告し、同日午後2時半に放流を停止したということです。

水質検査を行ったところ、浮遊物質量(濁り度を示す指標)で下水道法の基準を約5倍超過していることが判明しました。

下水処理の過程で発生する汚泥を処理する脱水機3台のうち、1台が故障によって一時的に停止したため、施設に流入してくる汚水を十分に処理しきれなかったことが主な原因だということです。

市は27日午後6時には、設備に問題ないことが確認できたため、放流を再開しました。28日の水質検査でが、浮遊物質量は基準値以下になったことも確認されました。現時点で、被害の報告はないということです。

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