静岡県伊東市が、給食費の副食費免除対象の幼稚園児に対し、免除していなかったことが分かったと発表しました。市では、対象園児の保護者に謝罪し、返還手続きの書類を郵送しましたということです。
伊東市では2023年度から、小学3年生修了前の子どもから数えて、小学校または幼稚園、認定こども園、保育園などを同時に利用している3人目以降の園児か、市民税所得割額が77,101円未満の世帯(いずれも5歳児は除く)を対象に、給食の副食費を免除していますが、市によりますと、免除対象の幼稚園児に対し、徴収されていたことが判明したということです。
対象人数は11人で、返還額(副食費免除額)は2023年度分が11万6,275円、2024年度分10万50円で、合計21万6,325円にのぼります。
他の自治体から幼稚園の給食費の副食費免除について相談があり、市の担当者が制度について調べたところ、免除されていなかったことが分かったということです。
市では、返還対象者の保護者に対し、謝罪文と返還手続きの書類を郵送したということです。
市では、担当職員が法令等に習熟することで再発防止に努めたいとしています。