スマートフォンやSNSなど、インターネットが原因で子どもたちが犯罪に巻き込まれる例が後を絶ちません。防犯への意識を高めてもらおうと警察と大学生が協力して「防犯かるた」を完成させ、1月30日から公開されています。
「『か』家庭でのスマホルールありますか」
子どもたちが挑戦したのは、SNSの正しい使い方を楽しみながら学べる「エスピーくんのサイバー防犯かるた」です。
「『お』落としたらすぐに家族に伝えよう」
警察とヤング防犯ボランティア団体「しずおか・ぴーす」の大学生が協力して作り、29日は静岡市葵区の駒形小学校に寄贈しました。
<警察官>
「スマホって持ってる?持っている人は普段、何をしている?
<児童>
「SNSとか、LINEとか」
「TicTok」
「インスタとか」
「YouTube」
かるたには、SNSの正しい利用法やインターネット犯罪に注意することなどが書かれています。静岡県警によりますと、子どもの性被害事件では、約6割がSNSをきっかけに起きているといいます。
「『ら』ラッキーと思うな当選詐欺」
かるたに「難しい言葉」が入っている場合には、読み札や絵札に赤いシールが貼ってあります。このときはかるたに付いている「用語集」を使って分かりやすく解説します。
<大学生ボランティア>
「偽物の当選通知に書かれたURLにアクセスすると個人情報を盗み取られたり、不正なファイルをダウンロードさせられる被害にあってしまいます」
<6年生>
「ネット上での危険なことやスマホについていろいろ学べたので、これからスマホのルールを決めて守っていきたい」
<ヤング防犯ボランティア団体「しずおか・ぴーす」 高橋恵さん>
「言葉遣いやイラストで分かりやすく伝えられたらと思って工夫した。今も、将来も危険な目にあわないように、知識を身に着けてもらいたい」
「防犯かるた」は、30日から静岡県警のホームページで公開され、ダウンロードも可能です。