
担当職員「原因が分からない」ダブルチェックなし 通知書の添付誤りが24件中14件 町長「初歩的ミスで申し訳ない」=静岡・河津町

静岡県河津町で2024年12月、町役場が国民健康保険納税通知書を送付する際に14件の添付誤りがあり、正しい通知書を送り直していたと、町の町民生活課が1月15日に発表しました。添付誤りのあった当事者には謝罪したということです。
町によりますと、国民健康保険の納税額に変更があった24件に、課税基礎額や税額などの通知書を送っていました。通知書は3枚綴りの明細が2セット計6枚で、セットごとに当事者の名前が入っています。同じ名前の明細を2セット、職員がホチキスで留める作業をしたはずでしたが、名前の組み合わせが10件は正しく、14件は違ったということです。
町は24件の通知書を12月13日に発送。4日後の17日に、通知書を受け取った2人が町役場を訪れ、本人と違う明細が添付されていたと伝え、添付誤りが分かりました。町は24件の発送先すべてに連絡し、添付誤りのあった当事者に謝罪。間違った通知書を回収し、改めて正しいものを送ったということです。
名前が異なった明細をホチキスで留めてしまったことについて、担当した職員は、原因が分からないと主張。別の職員が、名前の組み合わせが正しいか、ダブルチェックをしなかったということです。町は再発防止策として、通知発送は1件ごとに処理を完了させ、複数人による確認を徹底するとしています。
河津町の岸重宏町長は「初歩的なミスであり、大変申し訳なく、おわび申し上げます。今後、同様な事案が発生しないよう、再発防止に努めてまいります」などとコメントしました。
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