「いままでで一番最高でした」藤枝順心高校のキャプテンが激戦を振り返る 史上初の大会三連覇達成...監督への"お願い"も【全日本高校女子サッカー選手権】

全日本高校女子サッカー選手権、圧倒的な強さで全国の頂点に立った藤枝順心高校。史上初の大会3連覇を成し遂げました。1月13日は監督と共同キャプテンの2人がLIVEしずおかのスタジオに生出演。激闘の舞台裏をたっぷり伺います。

<LIVEしずおか 杉本真子キャスター>
スタジオにスペシャルゲストが来てくれています。藤枝順心高校サッカー部の皆さんです!優勝おめでとうございます。

<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
大舞台で独特の緊張があったと思いますが、植本選手、今どうでしょう。開放された感覚はありますか。

<藤枝順心高校 植本愛実主将>
まだ実感はなくて。けど、みんながお祝いしてくれるので最高な気持ちです。

<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
なかなかできないです。3連覇達成ということになりましたけれども、佐藤選手は長い期間の戦いでメンタルコントロールも難しかったと思いますが、どんなことを心がけていましたか。

<藤枝順心高校 佐藤ふう主将>
自分だけに矢印を向けるんじゃなくて、やっぱチームとして優勝するためにいろんな仲間に声をかけたりして、チーム全体としてメンタルコントロールをしてきました。

<滝澤キャスター>
周りも見られたっていうところが大きいかもしれませんね。

<杉本キャスター>
圧倒的な強さを見せましたけれども、勝ち続けているからこそのプレッシャーというのは佐藤選手なかったですか。

<佐藤ふう主将>
プレッシャーっていうものはあんまり感じてなくて、でもそのプレッシャーをポジティブに捉えて、それを楽しさだったり、ワクワクする気持ちにして戦ってきました。

<杉本キャスター>
そんな中で決まった優勝の瞬間というのはどんな思いでしたか。

<佐藤ふう主将>
今までで一番最高でした。

<杉本キャスター>
その笑顔からもその気持ちがよく伝わってきます。

<滝澤キャスター>
そして、中村監督、大会振り返ると39得点、無失点。攻守ともに素晴らしいと思うんですけれども、今年のチームの強さの秘訣はどんなところにありますか。

<藤枝順心高校 中村翔監督>
今年のチームは、この2人のキャプテンを筆頭に、やっぱり個の力を引き出してあげるっていうことをすごく意識してやってきている選手たちが多いのと、苦手な部分もお互い補い合いながらやれているところが今までにないチーム力を生んだかなっていうふうに思ってます。

<滝澤キャスター>
組織でやれたというところが良かったわけですよね。

<藤枝順心高校 中村翔監督>
はいそうです。

<滝澤キャスター>
そして植本選手、部室に入る際に選手たち『絶対王者』っていう掛け声を発してから入るっていうルールがあったと聞いたんですけれども、そういうルール作りとかどういうことを意識してましたか。

<植本愛実主将>
自分たちがその目標を達成するための声掛けだったりとか、目的を達成するための行動ができればなっていう気持ちでやってました。

<滝澤キャスター>
とにかく声に出したり、行動することで、その気持ちを奮い立たせたってところは大きいんですかね。

<植本愛実主将>
はい。

<杉本キャスター>
そのチームを引っ張ってきたのがダブルキャプテンを二人ですけれども、二人で支えやってきたこの1年間というのはどんな1年間でしたか。佐藤選手。

<佐藤ふう主将>
今までで一番濃い1年間でいろいろ苦しいこととかは辛いこととかもチームをまとめる上で多かったんですけど、一番愛実とコミュニケーションとっていろんな会話をして、ここまでやってこれたのでとてもよかったです。

<杉本キャスター>
昨日の決勝の中で、キャプテン同士のこのキャプテンマーク渡し、すごく印象的でしたけれども、どんな思いで佐藤選手に植本選手に託しましたか。

<植本愛実主将>
大会始まる前から、ふうに決勝の舞台でキャプテンマークを付けるっていうのを約束していたので、それを叶えられて嬉しかったです。

<杉本キャスター>
それを受け取った佐藤選手、どんな思いでしたか。

<佐藤ふう主将>
愛実との約束を果たせて良かったし、最後本当に自分の立ちたかった舞台でもあったので良かったです。

<杉本キャスター>
二人がキャプテンを務めるということの難しさもあったと思いますが、そのあたり、佐藤選手はいかがですか。

<佐藤ふう主将>
難しさというよりかは、逆にプラスのことの方が多くて、自分がうまくいかない時は愛実がチームを引っ張ったり、愛実がうまくいかない時は自分が引っ張ったりっていう形で、上手いことやっていけました。

<滝澤キャスター>
本当にもう皆さんが力を合わせてというところ大きいと思うんですけれども、3連覇ですよ。これやりたいみたいな、みんなでここ行きたいみたいなところはありますか。

<佐藤ふう主将>
3年生全員でまだご飯食べたりとか行ってないので、あの引退もしたことなので、みんなでご飯に行きます。

<滝澤キャスター>
何食べたいですか。

<佐藤ふう主将>
焼き肉食べたいです。

<滝澤キャスター>
監督にご馳走お願いしますとお願いした方がいいんじゃないですか。 

<佐藤ふう主将>
おごってください。

<中村翔監督>
考えときます。

<滝澤キャスター>
本当に素晴らしい結果ではありましたけれども、改めて気になる2人の進路です。佐藤選手は大学に進学し、植本選手はWEリーグのジェフ千葉レディースに進みまして、共にサッカーを続けるということです。植本選手はプロの舞台でどんなプレーを見せたいでしょうか。

<植本愛実主将>
まずは自分の長所である展開力だったり、キックでたくさんの人を魅了できるように頑張ります。

<滝澤キャスター>
静岡にもその活躍が伝わってくることを楽しみにしております。そして佐藤選手、2026年も日本一を目指して戦う後輩たちにエールをお願いします。

<佐藤ふう主将>
今年以上にプレッシャーだったり、期待だったりの責任が伴うと思うんですけど、でも今年やってきたことを活かしてインターハイ3連覇と選手権4連覇を目指して頑張ってほしいです。

<滝澤キャスター>
改めてお話を聞いて心の強さを感じましたので、きっと後輩たちにも受け継がれていくことと思います。ここまで藤枝順心高校の皆さんにお話をうかがいました。ありがとうございました。

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