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山田大記「他会場の結果も引き寄せるくらいの熱量、情熱、思いをもって戦いたい」ジュビロ磐田奇跡のJ1残留へ 勝利以外に道はなし

サッカーJ1リーグはいよいよ、12月8日が最終節です。現在18位のジュビロ磐田は、残留をかけた運命の一戦に挑みます。残留するためには勝利が絶対条件、奇跡を信じてチーム一丸で戦います。

第37節のFC東京戦。引き分け以下で降格が決まる一戦でしたが、キャプテン山田の魂のゴールで逆転勝利したジュビロ。奇跡のJ1残留へ、望みをつなぎました。

「クラブとしてこれまで積み上げてきたこと、何度もJ2に降格しながら這い上がってきたことを考えると、なにがなんでもJ1に残りたいという気持ちは当然チーム全員が強く持っていると思う。しっかりと準備をして、掴み取りたいなと思う」(MF山田大記キャプテン)

この勝利で16位柏、17位新潟との勝ち点差を3に縮めたジュビロ。しかし、残留するためには最終節、絶対に勝たねばなりません。さらに得失点差を考えると複数の得点が必要です。

何としてでもゴールがほしいジュビロ、攻撃のキーマンの一人がFW渡邉りょう選手です。今夏に加入した渡邉選手は、7試合に先発出場し、2ゴール2アシストを記録。いまや、チームに欠かせない選手になっています。エースのジャーメイン選手にマークが集中することが予想される中、もう一人の点取り屋が虎視眈々とゴールを狙います。

「前線の選手はやっぱり得点が求められるし、うちにはジャーメインという素晴らしい選手もいるし、ほかにもいい選手がいっぱいいるので、そういった選手が自分の良さを出していければ、必ず複数得点できると思うし、最後に残留できるチャンスがあるので、奇跡の瞬間を目に焼き付けていただければと思う」(FW渡邉りょう選手)

そして、今シーズン限りでの引退を表明しているキャプテンの山田大記選手。長年にわたり、ジュビロの背番号10を背負い、プレーとその背中でチームを引っ張り続けたレジェンドも、次の試合が現役ラストマッチ。愛するクラブの残留を置き土産に、サッカー人生の集大成を飾ります。

「本当にこのメンバーで戦える最後の試合というのを、ピッチに立つ選手、立てない選手全員で力を合わせて、(J1残留は)他力にはなっているが、他会場の結果も引き寄せるくらいの熱量・情熱・思いをもって戦いたいと思う」(山田キャプテン)

横内昭展監督も「もう本当に勝つしか道が残っていないので、そこに向けて全力を尽くすのみだと思っている。できること、ピッチでやれることを本当に100%出すために、あとはサポーターに本当に勝利を届けるために戦いたいと思う」と意気込みます。

ジュビロJ1残留への条件をまとめました。現在18位で降格圏にいるジュビロ。柏レイソルが16位、アルビレックス新潟が17位と並んでいます。ジュビロが残留するためには、勝つしかありません。勝利が絶対条件ということです。

次節のサガン鳥栖との試合で、磐田が勝利をして、柏、もしくは新潟が負けると、勝ち点31で並び、ようやく残留への道が開けてくるということです。

その細かな条件は次の通りです。

ジュビロが2点差以上で勝利した場合、新潟が2点差以上で負け、もしくは1点差で負けるとジュビロの残留が決定します。

また、ジュビロが1点差で勝利をした場合、新潟が2点差以上で負けるとジュビロの残留となりますが、新潟が1点差の敗戦では、逆にジュビロのJ2降格が決定するということです。

運命の試合は12月8日の日曜日、アウェーで相手はサガン鳥栖です。奇跡の残留へ、佐賀へ念を送りましょう。

シズサカ シズサカ

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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