12月5日午後、静岡県富士宮市で市の資材置き場で保管されていた転落防止柵などが盗まれていることが分かり、市は警察に被害届を提出しました。
富士宮市によりますと、12月5日午後2時頃、富士宮市原にある資材置き場で、富士山世界遺産課が保管していた柵などが大量に無くなっていることに担当職員が気づきました。
盗まれたのは、金属製の転落防止柵18枚、車止めに使う金属製「バリカー」1基、トラロープを張る「鉄ピン」60本など計80点以上で、被害総額は253万6600円にのぼるということです。
資材置き場は、富士山世界文化遺産の構成資産「白糸ノ滝」の西側にあり、周辺に民家もあることから県道からの入り口に柵などは無く、徒歩でも車でも入ることは可能だということです。
現場に防犯カメラは無く、80点を超える資材をどのように盗み出したのかなど、犯行の状況は分かっていません。
富士宮市では12月6日、警察に被害届を提出するとともに、資材置き場に侵入防止フェンスを設置して盗難の再発防止をはかりました。
富士宮市が管理する他の資材置き場では、こうした大量盗難被害は起きてないということです。