JR東海社長 静岡県内のリニアボーリング「慎重に調査行っていく」“到達”初日で10メートル前進

リニア中央新幹線のトンネル工事の前段階の調査「高速長尺先進ボーリング」が、山梨と静岡の県境を越えて静岡県内に入ったことを受け、JR東海の丹羽俊介社長は11月21日に行われた定例会見の中で、「慎重に調査を行っていきたい」と述べ、今後の見通しについては「どこまで実施できるかは地質の状況などによる」と説明しました。

JR東海は、リニア中央新幹線のトンネル工事の前に地質や地下水を調べるため、山梨から静岡に向かって「高速長尺先進ボーリング」調査を実施していて、11月20日午前5時半頃に県境を越え、静岡県内に入りました。JR東海によりますと、11月20日時点で、県境から静岡県内に10メートル進んだということです。

ボーリング調査をめぐって、静岡県は長年、県境付近や県内での実施を認めていませんでしたが、鈴木康友知事は2024年9月、大井川流域の自治体の了解が得られたとして実施を容認すると伝えていました。

JR東海の丹羽社長は21日の会見で、ボーリング調査が静岡県内に入ったことを受け「県の専門部会で説明した湧水量の管理値と管理フローに基づいて慎重にボーリング調査を行ないたい」と話し、今後の見通しについては「どこまで実施できるかは地質の状況などによる」と述べました。

また、静岡県や静岡市などには、ボーリング調査の進捗状況や湧水量、水温などについて日ごとに報告すると説明しました。

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