「『ボウイ』がやったと思っている」被告の男 祖父母ら3人殺害は「別人格」の犯行主張

2022年、浜松市の住宅で3人が殺害された事件の裁判で、被告の男は「別人格」が犯行に及んだと述べました。男は犯行の記憶はないと主張していて、責任能力の有無が争点のひとつになっています。

殺人の罪に問われているのは、浜松市中央区佐鳴台の無職の男(24)です。被告の男は2022年3月、自宅で祖父母と兄の3人をハンマーで殴るなどして殺害した罪に問われています。

裁判員裁判は10月から静岡地裁浜松支部で行われていて、被告の男は一貫して犯行を否認。11月14日、検察から事件当日について問われると、犯行の記憶はないと主張しながら、「ボウイ」という別人格が、事件直後の段階では「犯人は父親だ」と、その後の取り調べ期間中には「俺が3人を殺した」と告白してきたと説明。

被告の男は犯行は父ではなく、「『ボウイ』がやったと思っている」と述べ、さらに別人格は身体を乗っ取ることができるなどと説明しました。

被告の男は解離性同一性障害と診断されていて、責任能力の有無が裁判の争点のひとつとなっています。

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