静岡県の御前崎沖の海上に設置された立ち入り禁止の防波堤で、釣り人が海に転落し、死亡した事故をうけ、海保の職員がパトロールしました。
御前崎海上保安署の職員が光を照らす先にあるのは、海上の防波堤。防波堤は立ち入り禁止場所となっていて、職員は釣り人が入っていないかパトロールしました。

御前崎西防波堤では、10月24日夜、仲間とともに釣りに訪れていた愛知県内に住む男性が海に転落し、死亡する事故がありました。防波堤周辺は、大型の魚も釣れることから釣り人に人気があり、海保側は頭を悩ませていました。
<御前崎海上保安署職員>
「釣り人からすると、いいスポットになっている。そこでどうしても行ってしまう。私たちも注意喚起をしても後を絶たない」
10月28日夜は、釣り人の姿はなかったものの、御前崎海保は、防波堤の監視を引き続き続けていくとしています。

<御前崎海上保安署 中田淳次長>
「沖防波堤は大変危険な場所になっている。釣り人の皆さんにも(立ち入り禁止場所が)危険であることを理解してもらって、安全に釣りを楽しんでもらいたい」