検察は袴田巖さんに直接謝罪するのか「その点を含め検討がなされる予定と承知」静岡地検が会見 速やかに上訴権放棄の手続きへ

袴田巖さんの無罪判決に対する控訴断念の発表を受け、静岡地検は10月8日午後6時から会見を開きました。静岡地検の次席検事は「検事総長談話は、検察が組織として決定したものであり、内容の詳しいことについて静岡地検としては答えられない」と話しました。

会見の冒頭、小長光健史次席検事は「控訴しないこととしました」と発言し「あす、速やかに静岡地裁に対して上訴権放棄の手続きを行う予定である」と話しました。

静岡地検として無罪が確定する袴田巖さんに対する思いについては「地検としてのコメントは控える」と発言。検察として直接謝罪するかどうかについては「その点を含めて今後検討がなされる予定と承知している」と答えました。

さらに「控訴しようと思えばできたのか」という質問には「地検としては答えるのことは難しい」と答えました。

また、検事総長の談話では触れられていなかった自白調書に対して、検察が認めたのかどうかについては「総長談話の作成経緯を承知していないので、コメントは控える」と発言。談話を出した経緯については「社会的耳目を集めていることや再審開始の手続きに長期を要していることなどが理由」と回答しました。

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