
人間国宝 芹沢銈介さん没後40年 代表作100点を一同に 静岡市で特別展開催

人間国宝の染色家芹沢銈介さんが亡くなって今年で40年の節目を迎え、静岡市で代表作を集めた展示会が開かれています。

静岡市葵区で生まれた染色家の芹沢銈介さんは日本の伝統的な染色の手法「型染」で1956年、人間国宝に認定されました。芹沢さんは1984年、88歳でこの世を去りましたが今年で没後40年の節目を迎えました。
会場には初期から晩年までの代表作100点が展示されています。

<田中亜美 学芸員>
「やはり模様がたくさん、動物だったり人物だったりそれから風景だったり日常の風景をたくさん取り入れられている所が特徴かなと思います」

1932年制作、屏風の作品は制作初期の意欲作で、童話のイソップ物語がモチーフです。

そしてこちらが紙漉きの村をモチーフにした着物の作品です。中期の頃は生活の一部を切り取った写実的な作品も多く生まれました。

晩年の作品は鑑賞する人の想像力をかきたてるような「不思議さ」のある作品が多くなっていきました。この展示会は12月8日まで開かれています。
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