
「あらためて検討必要」老朽化が進む清水庁舎 耐震性などをめぐり論戦 補強か新築か2024年度中に 静岡市議会9月定例会

静岡市議会9月定例会は、9月26日から論戦がスタートしました。市議からは、清水庁舎の耐震性能における対応について質問が挙がりました。

<創生静岡 安竹信男市議>
「清水庁舎の整備方針は令和4年度に現庁舎改修に決定しているわけでありますが、現在の検討範囲が検討委員会の結論を超える発言を市長はしております」
26日から始まった静岡市議会9月定例会の代表質問。市議が指摘したのは、老朽化が進む清水庁舎についてです。
清水庁舎を巡っては2022年度に、現在の庁舎を改修することが決まりましたが、市は今年4月、耐震診断で、南海トラフ巨大地震の余震により倒壊の可能性があるとする結果が出たと発表しました。市は、津波避難ビルの指定を解除する方針を示し、一部の部局を一時的に移転させるため補正予算案に1億600万円を計上しています。

<静岡市 難波喬司市長>
「令和5年度の解析により新たに判明した建物の耐震性能は、令和4年度の評価とは利用者の安全確保の困難性が明らかに異なります。どういう方法が最適か今回改めて検討する必要がある」
静岡市は今後、整備費用を考えながら、庁舎を補強するのか、新築するのかを決定し、2024年度中に示したいとしています。
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