3連休の最終日。厳しい残暑が続くなか、静岡県内各地は多くの観光客でにぎわいました。涼しい屋内や秋らしさを感じられるスポットが人気を集めていました。

9月16日の静岡県内の最高気温は、浜松市天竜で33.3℃など、多くの地点で30℃を超える暑さとなりました。静岡市の日本平動物園では、トラが水浴びを楽しみ、暑さが苦手なレッサーパンダは室内で過ごしていました。
<沼津から来た家族>
「暑いですね。たまらないですね。暑くて出てこられない動物もいたから、もう少し涼しくなれば、もっと見られるのかなと」
<子ども>
「爬虫類を見たいなと思って来ました。かっこよかったです」
休日を涼しい室内で過ごそうという人たちも多かったようです。静岡市では子どもたちがさまざまな職業を体験できるイベントが開かれ、多くの家族連れでにぎわいました。

静岡県内の企業や警察、消防などのブースが並び、医師の職業体験では、子どもたちがガウンに身を包み、模擬の手術に挑戦しました。
<訪れた子ども>
「いろんな職業を体験できて、あまり身近でできないことができて、うれしかったです」
<保護者>
「すごく入って涼しいので助かります。子どももぐずらないし」
「あまり遠くには行けないかなと思うので、あすから学校もあるし、近場でこういう体験ができるのはすごくいいなと思います」

飲食店や水族館など観光スポットが充実している沼津港。16日も全国から多くの人が訪れ、干物や浜焼きなど海の幸を楽しんでいました。
<訪れた人>
「おいしい魚です。干物を買いに来ました」
「もう3連休が終わってしまうのは悲しいです」
大阪から来た男性は、この3連休、静岡でプロポーズに挑みました。

<大阪から来た人>
「下田の海中水族館に行って、イルカショーのサプライズでプロポーズしました」
厳しい残暑のなか、秋の訪れを全身で感じられるスポットもあります。
「こっち?どっち行く?こっち」

富士山を望む、静岡県富士市の「富士山こどもの国」に登場したのは「ススキの巨大迷路」。ススキの高さは2メートルほどになります。子どもたちは次々と現れる分かれ道で方角を確かめながらゴールを目指して進んでいました。

<体験した子ども>
「ちょっと難しかったんだけど、迷路おもしろかった」
「ススキだから(先が)見えないし、ゴールが分かれ道があって分からなかった。ススキは好き。なんかご飯みたいなのついてる」
<母親>
「楽しかったです。想像以上に中が広くて、どこまで続くんだろうとワクワクドキドキ」「まだ暑かったりはしますけど、ススキは秋らしくてよかった」
「富士山こどもの国」の「ススキの迷路」は、11月上旬まで楽しめるということです。