「難問から逃げず新たな日本を築いていきたい」上川外相が総裁選への出馬を正式表明 初の女性総理目指し告示前日に決意語る=自民党総裁選

2024年9月12日に告示される自民党総裁選をめぐり、上川陽子外務大臣は9月11日、正式に出馬を表明しました。憲政史上初の女性総理を目指し、経済や国際連携などの政策を柱に決意を語りました。

<県政担当植田麻瑚記者>
「まもなく上川大臣の出馬会見が始まります。県連の井林会長が姿を見せました。推薦人、続々と入っていきます」

9月11日午後1時半、同席した推薦人に拍手で迎えられた上川陽子外務大臣。

<上川陽子外務大臣>
「私は熟慮の末、決断をいたしました。総裁選に立候補し、日本の総理として難問から逃げず、国民の皆様と新たな日本を築いていきたい。一緒に創りませんか?日本の新しい景色を」

難航していた推薦人20人が集まったとして告示日前日の9月11日、正式に立候補を表明しました。

<上川陽子外務大臣>
「私が今回、スタートラインに立てたこと、それ自体が新しい自民党の姿をお示しをする大きな一歩だと思います」

上川大臣は7つの柱を政策として掲げ、「ネットワーク大国・日本」として、地方空港の国際空港化、所得再分配の確立、憲法改正などに取り組んでいくと述べました。

<上川陽子外務大臣>
「2027年以降とするリニア新幹線の開業の前倒しを後押しし、新幹線を始めとする高速鉄道サービスを拡充します」

静岡県で議論が進められているリニア中央新幹線の開業前倒しに言及しました。

<記者>
「現在静岡工区のみ着工できていない状況なんですが、上川大臣の地元でもあります。具体的にどのように後押ししていくお考えでしょうか」

<上川陽子外務大臣>
「この間の環境問題や、自然の問題に関わる課題が、静岡県の前知事から出されたということで、議論がなかなか予定通りのところに進んでいないという状況の中で推進をしていくということであります。2027年よりも前倒しができるようにしていくためには何をしていかなければいけないのかというバックキャストをしながら、課題を一つずつクリアしていく」

上川大臣は法務大臣や外務大臣の経験を生かしながら、透明性の高い信頼できる政治を目指すと力を込めました。

今回、静岡県内からは井林県連会長のほか、牧野京夫参議院議員、若林洋平参議院議員、深澤陽一衆議院議員の4人が推薦人となりました。

<自民党県連 井林辰憲会長>
「やっとこの日が来たかという思いが強くあります。静岡から総裁候補を出すということがどれだけ静岡にプラスになるかという思いと、いろいろな意味でお世話になってきたので、ご恩返しも含めてお支えしたいという思いで集まってきた4人だと思っています」

<自民党県連 深澤陽一副会長>
「旧宏池会(岸田派)にまず声をかけなかったという上川さんらしい姿勢から始まって、20人集まったというのは本当に自分を貫いた結果だと思いますので、派閥にとらわれないこだわりの中で政策も含めて打ち出していただけると思います」

町の人に受け止めを聞きました。

<街の人は>
「女性の第1号期待したいと思いますし、外国に向けてのアピールも上手だと思いますので」
「期待は大ですね、まして静岡から出るとなれば」
「ずっと男性ばかりだったので、女性になれば今より興味をもてるかな」
「結構、暗い話が最近多いので、新しい景色が良いものであるな見たい」

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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