「膝下あたりまで水が溜まっていた」台風10号の影響、静岡県内で冠水や土砂崩れの被害相次ぐ

台風10号の影響で静岡県内では大雨による冠水の被害が相次いでいます。

<佐藤浩太郎記者>
「静岡市葵区岳美です。こちらでは道路が冠水していて、さきほどまで膝下あたりまで水が溜まっていました。また、冠水の影響で乗用車が脱輪し、身動きが取れない状況で、現在レッカー車を待っている状態です。近所の人に話を聞くと、冠水の被害は夜中から明け方にかけてひどくなったということで、このあとに予想される台風の接近について心配する声が上がりました」

<河田太一平記者>
「静岡市と焼津市を結ぶ国道150号に来ています。ご覧の通り奥までずっと浸水しており、取り残された車はタイヤの上ほどまで水が来ている状態です」

焼津市では、複数の道路が冠水し通行止めとなりました。水没した車は50台以上にのぼるということです。

地下道も水が天井まで達していました。

<大西晴季記者>
「静岡市駿河区下島です。この先の道路は人の膝あたりまで水が来ていて、こちらの車はその影響で止まっている状態です」

降り始めからの雨量は、静岡市で563ミリとなっていて、これは8月1か月の3倍以上の雨量です。

静岡市葵区内牧では土砂崩れが発生し、近隣住民が近くの集会所に避難していました。

<避難した人>
「こちらが自宅になります。(隣に住む人が)めきめきめきという木の折れる音と倒れる音が大きく響いたと言っていた」

24時間雨量は、8月30日から31日にかけて多いところで300ミリが予想されていて、30日午前11時50分現在も静岡市や浜松市などに避難指示が出ています。(避難指示:静岡市、浜松市、熱海市、伊東市、焼津市、湖西市、牧之原市)

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