夏休みも残りわずか、来週から学校が始まるということで、宿題に追われている子どもたちもいるかと思います。静岡県下田市の水族館では、夏休みの宿題の定番「自由研究」を手伝おうと、生き物の生態を学ぶイベントが行われています。
男の子が持っているのは、非常に危険なサメのひとつとされる「イタチザメ」の歯の骨です。
静岡県下田市の下田海中水族館で8月19日から始まったイベント、その名もズバリ、「まだ間に合うぞ!自由研究」。水族館を訪れる子どもたちから「自由研究の題材にしたい」という声に応え、初めて企画しました。
6日間にわたって毎日違う生物をテーマに、学ぶことができます。
<下田海中水族館 山根正太郎飼育員>
「サメ、実はですね、口の形、こちらの分かりやすい標本もありますので、この標本を見比べると、みなさん、歯の形が違うのが分かりますか」
この日のテーマはサメ。
飼育員が同じサメでも、食べ方によって歯の形が違うことや母ザメが赤ちゃんを産む種類と卵を産む種類があることなどを紹介。
「こっちが前なのかな。こっちが前?前にいく方だとザラザラだよ。後ろにいく方だと…」
参加した子どもたちは実際に肌の標本や卵などに触り、サメへの興味を深めていました。
<東京から来た小学4年生>
「普段は聞かないような話がたくさんあって、面白かった。サメの歯が生えてるところから後ろに続いているのが知らなかった」
<母親>
「普段見ることができないサメの卵まで触らせてもらったので、とても新鮮で。子どもにとってはいい機会だなと思いますね」
このイベント、8月21日以降はペンギンやイルカ、ウミガメなどを学ぶということでまだ、自由研究のテーマが決まっていない子どもたちには、強い味方になりそうです。