終戦から79年。SBSテレビのアーカイブから、静岡県内に今もなお残る戦争の記憶を辿ります。(2015年に撮影・放送されたものを再構成したものです)【SBSアーカイブより】
【1】あえて残された弾痕が語るもの(静岡県袋井市)
JR袋井駅近くの高尾跨線道路橋。この橋のたもとに「戦争遺跡」があります。

戦時中も使われていたかつての橋の側板の一部です。厚さ1cmの鋼鉄を貫いた弾丸の痕です。

1945年5月、米軍の艦載機が国鉄の車両を狙い空襲、線路に掛かる橋を9発の弾丸が貫きました。陸橋は老朽化のため2008年に新しい橋に架け替えられました。新しい橋には貴重な資料として弾痕の一部が設置されています。