台風7号は、8月16日の昼前後、静岡県内に最も接近し、東部・伊豆では警報級の大雨になる可能性があります。JR東海は、東海道新幹線の運転を東京駅と名古屋駅の間で終日取りやめる計画で、駅では帰りを急ぐ人の姿が見られました。
<静岡地方気象台 石丸和樹予報官>
「あしたにかけて雷を伴った非常に激しい雨が降る可能性があります。警報級の大雨となる可能性があるので東部・伊豆を中心に、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください」
台風7号は、暴風域を伴い伊豆諸島付近を北上し、16日の昼前から昼過ぎにかけて、静岡県内に最も接近する見込みです。
16日夕方にかけて予想される24時間雨量は多いところで、中部・西部で60ミリ、東部で150ミリ、伊豆で200ミリとなっていて、東部・伊豆では警報級の大雨となる可能性があります。伊豆の海上は、16日朝から昼過ぎにかけて暴風となる予想です。
15日朝、静岡県下田市の須崎漁港では、漁師たちが漁船を岸に結びつける作業にあたっていました。
<漁師>
「波が入ると思うからね、うねりが。どれだけの台風が来るか、予測がつかないからさ」
<社会部 大西晴季記者>
「JR静岡駅です。東海道新幹線はあす台風に伴い終日運休するということで、改札前は混雑しています」
お盆休み終盤の交通にも影響を及ぼしています。JR東海は、16日の東海道新幹線の運転を東京駅から名古屋駅の間で終日取りやめると発表しました。JR静岡駅では、旅行や帰省の予定を変更して帰宅を急ぐ人の姿が見られました。
<東京からの帰省客>
「本当はあす帰る予定だったんですけど、台風で新幹線が運休になったので、急きょきょうにしました。席取り直すのも大変でした」
「きょうまで妻の実家を訪ねていたのですが、きのう新幹線のチケットをきょうのぶん買っておいたので運休の影響はなく。チケットが取れてよかったなとホッとしたところです」
気象台は、台風が近づく前に避難場所の確認や非常用品の準備など備えをして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼びかけています。