バスやタクシーなど移動手段の確保が難しい、「交通空白地」。静岡県は、課題解決に向け、自治体ライドシェアの拡大を目指した説明会を開きました。
説明会には、静岡県内29の市町や交通事業者などが参加しました。
<全国自治体ライドシェア連絡協議会 池上明子事務局長>
「タクシーやバスの皆様が、これまでつくってこられた地域交通があってこそ、公共ライドシェアというものが、補完関係として一体となって地域を支えることができる」
説明会の目的は、交通空白地において、自治体が主導し、一般ドライバーが有料で客を運ぶ、「自治体ライドシェア」の導入を加速させるためです。
<鈴木康友知事>
「全国のモデルになれるように、まずは静岡県内に波及させていきたい」
鈴木知事は、浜松市長時代から交通空白地の解消に力を入れていて、県は7月22日、都道府県として初めて全国自治体ライドシェア連絡協議会に加入しました。
<川根本町 くらし環境課 山田貴之主幹>
「こうした制度をできる限り運用して、住民はもとより観光客の皆様にも利用しやすい制度設計ができればと考えました」
県内では13の市町が、すでに導入を始めています。