「体力奪われる」日本一の暑さが7日間で3度目の異常事態 静岡市で38.8℃ 熱中症から子どもたちを守るには

7月24日も静岡県内は気温が上がり、静岡市は38.8℃と全国一の暑さとなりました。連日の危険な暑さから、子どもたちを守ろうと、夏休みの部活動中にもさまざまな熱中症対策がとられています。

<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「午後1時の静岡市です。多少風は吹いているんですが、非常に蒸し暑く、日なたに出るとそれだけで体力を奪われます」

静岡市駿河区では、午後2時に38.8℃を観測し全国一の暑さに。直近7日間のうち、3日間で県内が日本一の暑さとなる異常事態です。この危険な暑さの中、24日は20人が熱中症の疑いで病院に運ばれました。

<街の人>
「(暑さで)疲れちゃう。子どもも汗をすごくかくので、水筒も必須」

暑さから子どもを守るため、夏休みの部活動中にもさまざまな熱中症対策がとられています。

<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「中学校の体育館、熱がこもってかなり蒸し暑くなっているんですが、その隅には、簡易的なクーラーが設置されています」

静岡市立城内中学校に置かれているのは、移動式のクーラー「スポットクーラー」。静岡市教育委員会では、6月末までに、この「スポットクーラー」を市内すべての小・中学校に設置しました。約4400万円の費用でした。

<部活動中の生徒>
「とっても涼しい」

さらに…。

<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「いま、部活動の休憩時間に入りました。生徒たち汗だくな状態ですが、これから、ある場所へと向かいます」

生徒たちは、体育館から校舎へと移動。お目当ては、保健室前に設けられた「製氷機」です。水筒用の氷などとして活用してもらおうと、2024年3月に独自に設置したもので、生徒たちは、キンキンに冷えた飲み物で水分補給していました。

<部活動中の生徒>
「氷があるとずっと冷たいのが持続するので、いつでも冷たいのが飲めると思うとたくさん水を飲みたくなる」

<静岡市立城内中学校 白鳥達也教頭>
「無理して活動している生徒もいるかもしれないので、そういうところも気をつけて、命、健康を守りながら生徒の活動も充実、両立させていきたい」

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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