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ジュビロ磐田の番記者に聞いた「ジャーメインはいつ復帰できるの⁉」ペナルティ・ヒデ「それはうれしいニュース」

SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」で、静岡新聞運動部のジュビロ磐田担当、名倉正和記者が最近のチーム状況を報告しました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さん。(2024年6月4日放送)

鬼頭:6月1日、ジュビロ磐田はアウエーでサンフレッチェ広島と対戦しました。今季2度目の連勝を目指しましたが、0−2で敗れました。まずは前半38分の先制を許した場面を振り返ってください。

ヒデ:ちょっとボールの取られ方が悪かったというか…。相手のプレッシャーも見事でしたが、その後のフィニッシュも見事でした。ザ・ストライカーでした。

名倉:ジュビロは前半、がっちり組み合ってよく戦っていたと思いますが、自陣の深い場所でボールを失って、ワンタッチで決められてしまいました。

ヒデ:ちょっと嫌な時間帯でしたね。

名倉:0−0で試合を折り返せるかなと思ったところで、ガツンと強さを見せられた。後半は気を取り直していきたかったところでしたが、後半15分にカウンターで2次攻撃を受けて、また同じキプロス代表のストライカーにやられてしまったという…。横内監督は2失点とも、カウンターなど相手のストロングを受けてしまったと悔やんでいましたね。

ヒデ:1点目は個の技術、2点目は高さにやられた。ピンポイントのクロスを見事に決め切られたという感じですよね。

途中出場、森岡選手の奮闘

鬼頭:失点した後、金子選手、古川選手が投入されて、センターバックのリカルドグラッサ選手に代わって森岡選手が投入されました。

名倉:金子選手と古川選手は前線の活性化が目的。グラッサ選手は数日前に少し体調を崩して不安があったということで、横内監督の判断で60分過ぎに、けがから復帰した森岡選手を投入しました。

森岡選手は本当にエアバトルでも負けてなかったですし、遜色ない働きをしたのではと思っています。

鬼頭:ただ今回は3試合ぶりの無得点。

名倉:金子選手も懐に入っていって、古川選手も左サイドから攻め込んで、チャンスはなかったわけではないんですが、やっぱり最後の決め切るっていうところがなかなかできなかった印象です。

ヒデ:0−2と1−2ではちょっと印象も違いますからね。

名倉:0−2だと完敗感が出てしまいますよね。

ジャーメイン選手の状態は?

ヒデ:ここで気になるのが、ジャーメイン良選手の今の状態です。どうなんですか。

名倉:先週の練習でも特注のヘッドギアをつけて全体練習に参加しています。ドクターと話し合って復帰の試合を決めているようで、状態はかなり上がってきてますね。けがした場所が顔なので、足とは違って、もう試合ができるんじゃないかっていうぐらい。

まだ対人の激しいプレーはできないんですけど、この調子だと6月下旬あたりには復帰できるんじゃないかなと。本人は具体的には言ってませんけど、こちらとしてはリーグ戦折り返しあたりかなと思っています。

ヒデ:これはうれしいニュースですよね。ちょっと安心しました。

名倉記者「ジュビロは粘っている」

鬼頭:最近のペイショット選手のプレーはいかがですか。

名倉:ここまで5得点と大分馴染んできているんですが、広島戦では1トップへの球の入れ方がちょっと単調になってしまった感じで、抑えられてしまいました。相手の3バックも代表クラスで本当に強かったので、優位性を保てませんでした。

鬼頭:広島もいいチームで、やっぱりJ1で戦っているんだなと思いますね。

名倉:ジュビロはここまで試合数と勝ち点がほぼ同じで、本当に粘ってるなという感じですね。ジャーメイン選手に早く復帰してもらって、それまでは何とか勝ち点を拾っていってほしいです。

出番の少ない石田選手や金子選手ら、くすぶってる選手もいますので、何とか彼らに頑張ってもらい、ジャーメイン選手には「これはまずい」と焦るぐらいの状況で復帰してほしいなと思います。

鬼頭:現在は、ジュビロと一緒にJ1に上がった町田ゼルビアが勝ち点35で首位、東京ヴェルディが勝ち点24で11位。ジュビロは勝ち点18で16位。

ヒデ:記者の方々は町田の強さをどう見てますか。

名倉:町田は連敗をしないってのがまず大きいですね。あとはロングスローとか、最終盤の時間の使い方とか。泥くさくても、勝ちにこだわっている。去年のJ2でやっていたことをそのままやっていて、いろいろ評価はありますが、ブレずにやっている印象です。

鈴木海音選手のパリ行きは?

ヒデ:ジュビロで僕が楽しみなのは、やっぱり鈴木海音選手ね。パリ五輪のU-23日本代表に入ってほしい。

名倉:本人は自分が厳しい立場だというのは分かっていて、「とにかく今回の海外遠征で立場を変えないといけない、ひっくり返さないといけない」と強い覚悟を持って、広島戦後に旅立っていきましたね。

メンバー入りの可能性は十分あると思いますが、オーバーエイジの招集がどうなるか。

ヒデ:18人のメンバーの中で、オーバーエイジ3枚は使うだろうなと。

名倉:今回の遠征は25人が選ばれていて、五輪でオーバーエイジ3枠を使うとすると、10人ぐらいが振るいに掛けられてしまうという状況です。

ヒデ:でも鈴木選手は呼ばれ続けていて結果も出しているから、俺はアリだと思うんだけどなあ。

名倉:そこは信じたいですね。

ヒデ:大岩監督(清水商業高出身)も悩んでいるでしょうね。一番つらいのは監督でしょう。

名倉:オリンピックで日の丸を背負った海音選手をぜひ見たいですね。

FC東京戦はとにかく勝ち点を

鬼頭:ジュビロ磐田は次節、6月16日にアウエーでFC東京との対戦となります。

名倉:前半戦の折り返し一つ前の試合になります。とにかく勝ち点を積んで、後半戦に入っていきたい。大事な試合になると思います。ここから夏場のナイトゲームが始まるので、コンディション調整も大事かなと思います。

ヒデ:FC東京はU-23日本代表の選手たちが活躍して、どんどん自信をつけています。タフな試合になるとは思いますが…。

名倉:十分戦えると思います。
シズサカ シズサカ

サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!

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