立候補予定者6人乱立…告示迫り"課題の地域"で支援集め【静岡県知事選】
異例の短期戦となる静岡県知事選の告示は5月9日です。立候補予定者は課題となる地域での支援集めに力を注いでいます。
元副知事の大村慎一氏は7日、西部地域での知名度アップをねらい浜松市で集会を開きました。参加者からは知事選の争点となる県営野球場について質問が相次ぎました。
<大村慎一氏>
「(新球場を)必ずつくるにしてもどのような球場にするかは、どうもきょうの意見やこれまでの意見を聞くともう一度考える必要があると思う。いまのままでドームで突っ走っても県議会は通らないと思う」
なかなか決まらなかった自民党本部の「推薦」内定が7日わかり、大村氏にとっては追い風となりそうです。
<大村慎一氏>
「自民党本部としてもオール静岡の取り組みにご参加いただけることで受け止めていて、心強く思う」
一方、前の浜松市長の鈴木康友氏は7日、浸透が課題の東部、伊豆を入念に回りました。しかし「東部の大票田」富士市では厳しい反応もありました。
<富士市 小長井義正市長>
「(鈴木康友さんが)東部に力を入れるのであれば、いち早く調整をしていただいて、富士市にも来ていただければという思いがありましたので、それが告示2日前ということであれば残念な思いがありました」
小長井市長とは20分ほど意見交換しましたが…。
<鈴木康友氏>
「ご挨拶に訪れるのが遅かった。私の不徳の致すところ。全県を率いていかなくてはいけませんので、なるべくそれぞれの地域を限られた時間ではあるが回っていきたい」
知事選をめぐっては共産党県委員長の森大介氏が出馬表明していて、リニア工事や原発再稼働反対の姿勢を示しています。
また、政治団体代表の横山正文氏も出馬を表明。そして7日夕方、静岡市出身で自営業の村上猛氏と、浜松市出身で会社役員の浜中都己氏がそれぞれ会見を開き、出馬表明しました。
7日までに6人が出馬表明している知事選は、5月9日告示、26日投開票です。
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