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U-16静岡県選抜トップ下の西岡健斗(ジュビロ磐田ユース)今秋の国民スポーツ大会に向け「チームを勝たせられる選手になりたい」

甲信越静U-16大会の長野戦で10番を付けてプレーする西岡健斗


今秋の国民スポーツ大会(「国体」から名称変更)を目指すサッカーU-16静岡県選抜で、攻撃の核として期待されているのが4月に磐田ジュニアユースから磐田ユースに昇格するMF西岡健斗。正確な技術とサッカーIQの高さが印象的だ。

クラブではボランチが主戦場。3月24日に行われたJユースカップ藤枝MYFC戦では中盤の底に入り、正確なパスを前線に供給してチャンスを演出した。

その2日後に行われた第17回甲信越静U-16サッカー大会では静岡代表の10番を背負い、トップ下でプレー。土砂降りの雨の中で水たまりを避けるように浮き球を使って巧みにボールを運び、攻撃を組み立てた。

静岡の鈴木啓史監督は「ボールをよく受けてくれるし、取られない。彼のおかげでタメができる」と高い評価。「もっとシュートまでいくシーンが増えていけば」と最後に注文を付け加えたが、それは大きな期待の表れだ。

Jユースカップ藤枝MYFC戦でボランチに入った西岡健斗(30)


浜松市東区出身。「モラール90浜松SC」でサッカーを始め、4年生でホンダFCへ。中学に入る段階で磐田ジュニアユースのセレクションに合格した。

プレーのお手本にするのは磐田ユースの先輩、U-17日本代表のボランチ川合徳孟。「ボールを持つところと、さばくところの判断が早くてすごいなと思う。ボランチの位置でボールを奪われると、決定的なピンチになってしまう。自分の課題は状況判断なので、参考にしています」

磐田ユースは昨季プレミアリーグから降格し、今季はプリンスリーグ東海で戦う。西岡の新年度の目標は、クラブでプリンスリーグのメンバーに入って勝利に貢献することと、国スポメンバーの中心選手になること。伸びしろ十分の15歳は「チームを勝たせられる選手になりたい」と目を輝かせる。


 
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