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藤枝明誠の“キング栄志”が3回戦の清水桜が丘戦で2ゴール!「自分ならできる」<静岡県高校サッカー新人戦3回戦>

サッカーの静岡県高校新人大会は1月20日、県内各地で3回戦8試合が行われた。藤枝明誠ー清水桜が丘の強豪対決は、藤枝明誠が4-1で制した。

ゴールを決め、仲間の祝福を受ける藤枝明誠のキング栄志(手前右から2人目)

キング栄志が得意の左足で2発

オーストラリア人の父を持つ藤枝明誠のMFキング栄志(エイジェイ)が得意の左足で2ゴール。ライバル清水桜が丘との一番で、期待のレフティーが鋭い得点感覚を見せつけた。

前半6分の先制点はファーサイドに走り込んでクロスを押し込んだ。スキルの高さを見せつけたのは後半開始直後の2点目。ゴール前のルーズボールを足元に収めると、カットインしてDF3枚をかわし、思い切りよく左足を振り抜いた。

「2点ともイメージ通り。左足には自信があるので、狙える場面では積極的にシュートを打つことを意識していた」

キングは浜松市出身。ホンダFCから藤枝明誠の門をたたき、1年時からAチーム入りした。最上級生となった今大会は藤枝明誠のエースナンバー「9」を背負い、3試合6得点はチームトップ。初戦の城南静岡戦ではハットトリックを演じた。

2回戦は1トップの位置に入ったが、この日は「一番やりやすい」という中盤右サイドで先発。巧みな足さばきでボールを落ち着かせ、機を見て縦にも突破した。攻撃的なポジションならどこでもこなせる器用さも売りだ。

「今年のチームは大きな選手はいないけど、みんな足元があるし、パスではがしていける。9番のプレッシャーはあるけど、自分ならできると思っている」。チームをけん引する覚悟をのぞかせた。

<松本安司監督>
前半と後半の早々に点を取れたことだけが良かった。今日はたまたま(4得点)。きれいに崩して点を取ったわけではなく、個の力で取っただけ。球を旋回させ、縦パスを打ち込んで連動していくことができないと、全国に行っても勝てない。静岡のチームはどこも全国で勝てるチームを目指していると思うが、だからこそ質が大事になってくる。まだパスの精度も足りないし、パスに込めたメッセージもない。時間がかかる。

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