藤枝MYFCの杉田真彦(静岡西高出身)をプロに導いた“反骨心”とは!ジュビロ磐田のジャーメイン良も登場!2人の関係は?
ヒデ:夏に藤枝MYFCの練習を見に行かせていただいた時に、まだ松葉杖を使いながら笑顔で歩いてきてくれたことがずっと残っています。今日、ご自身の足で歩いてる姿を見て嬉しくなりました。けがをした時はどんな気持ちでしたか。
杉田:「やっちまったな」ですね。音がしたので。
ヒデ:キツかったと思うよ。大事なスタートを切って、「さあ」って時だったから。そこから今日まで、どのような気持ちで過ごしてきましたか?
杉田:落ち込んでたのは怪我した日だけですね。もう来年からのスタートしかないって切り替えてたので。
ヒデ:印象的だったのは、リハビリしながら、本当にチームの誰よりも声を出してる姿。今シーズンは自分が出られなかった悔しさもあるでしょう。最終的に12位という順位はどうですか。
杉田:見ている方々からすれば、上出来って言うかもしれないんですけど、選手やってる僕たちからしたら、もっといけたなっていうのはありますね。ちょっと沈んだ時期もありましたけど、それでもまた上がってきたのでチームメートには感謝ですね。
鬼頭:最後チームに踏ん張りがありましたよね。
杉田:最後の方、負ける気があまりしなかったですね。最後ボロ負けしましたけど(笑)
ヒデ:いつもどのようなアドバイスや、声掛けをされてたんですか。
杉田:まずはチームの雰囲気ですよね。どんな時でも沈まないようにっていうのは、みんなで確認してました。「5点取られたら、次の試合5点取ればいい」みたいな。それはあんまりよくないんですけど、うちの風潮ですね。
ヒデ:分かりやすいですよね、イズムが。「攻めろ」と。見てる側はスカッとしますけど。でもやっぱり失点は今後大きな課題ですか。
杉田:来年は本当にそこの課題があると思います。
実は太公望だった
鬼頭:リスナーから。「杉田さん、好きなスイーツは何でしょうか?」ときています。
杉田:ガトーショコラが好きです。甘いもの、大好きです。
ヒデ:釣りも好きでしょ。藤枝マイフィッシングクラブで活動されてると。リスナーから「タチウオ、どうやって食べましたか?」ときています。
杉田:この前、初めて釣れました。ぶつ切り塩焼きですね。今日も来る前、ずっと久能で釣りしてました。朝しっかりリハビリして、やることやってから釣りに。
「やられたらやり返す」で臨んだホーム清水戦
ヒデ:一時は、8戦勝ちなしと苦しい時期もありました。何がチグハグしちゃったんですか。杉田:まず、夏に敵チームが戦力補充したり、うちが研究されてきたりというのがあります。
ヒデ:一方9月には清水エスパルスに2-0ですよ。勝因はなんでしょう。
杉田:リバウンドメンタリティーじゃないですか。あれだけやられたら、やり返すしかないし。逆に相手があれだけサポーターも引き連れて、うちのスタジアムをジャックするぐらい人が入った中で、「ここに勝ったら最高」っていうイメージが多分みんなあったんでしょうね。それが上手くいって勝てたので、本当に嬉しかったですね。
ヒデ:リスナーから。「アウエー金沢戦でのスーパーゴールについての感想を」
杉田:それまで点を取れてなかったので、思いきり振り抜くことをあの試合はすごく意識してました。気持ちよかったですね。
静岡西高時代「めちゃくちゃ自主練してた」
ヒデ:出身が静岡で、JFLから25歳でJリーガーになったという経歴。「あきらめなければ夢は叶う」と、若者たちに響いている。どのような気持ちがあっての今なんでしょう?
杉田:やっぱり馬鹿にされてきた分、反骨心で「自分はいける」ってずっと思ってここまできました。
ヒデ:「お前なんかなれるわけねえだろ」みたいなこともあったんですか。
杉田:そうですね。大学のサッカー部でも有名な高校の選手ばっかりいたので、最初は「すごい世界だな」と思ってましたけど。
鬼頭:リスナーから。「杉田選手は静岡西高出身。西高ってサッカーの強豪校じゃないと思うんですけど、高校時代は何か周りの人と違うことはしてたんでしょうか?」
杉田:めちゃくちゃ自主練はしてました。遅く残りすぎて門限つけられました。
鬼頭:リスナーから。「J3からJ2に上がって、ここが大変だったなというポイントは?」
杉田:J2の選手はスーパーな選手や個人で打開できる選手がたくさんいて、そこはすごいなと思いました。有名人がたくさんいる。藤枝MYFCは上を経験した選手もいますけど、そんなに多くないので。
鬼頭:杉田さんが「うわ」って思った選手は、J2だと誰ですか。
杉田:ジェフユナイテッド千葉の田口泰士さんです。俺、あの人大好きで。「上手!この人!」と思いました。
親友ジャーメイン良も登場!2人の関係は?
鬼頭:きょうは杉田さんの親友、ジュビロ磐田のジャーメイン良選手にもお越しいただいています。2人はどういう仲なんですか?
ジャーメイン:同い年で、大学の時よく(杉田選手がいた)順天堂大と、自分がいた流経大で対戦してました。その後に、僕がベガルタ仙台に行ったんですけど、杉田選手がソニー仙台FCで、よくうちに遊びに来てました。
杉田:ジャーメインの家に行ったらいいもん食えると思って、行ってました。
ヒデ:ジャーメイン選手から見た杉田選手のすごいところは。
ジャーメイン:大学の時から思ってたんですけど、すごい気が利く。チームの中で必要な選手っていう感じですね。
ヒデ:逆にどうですか。
杉田:速いですね。ジャーメインは本当速いんですよ。で、どこでも届いちゃうじゃないですか。体強いし、デカいので、結構厄介でしたね。
ヒデ:本当いいライバル。切磋琢磨ってこのことだなと思いますね。
鬼頭:来年は藤枝が昇格して、また同じJ1でね。
杉田:もちろんです!
ヒデ:サポーターやリスナーにメッセージをお願いします。
杉田:来シーズン、ジュビロがいるJ1に自分たちもいって、静岡を盛り上げたいと思っています。応援よろしくお願いします。
ヒデ:そして、親友でもあり、ライバルでもあるジャーメイン選手にエールを。
杉田:これ以上足速くなんないでね。
サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!