静岡県内全域でPFAS濃度を検査へ 対象33地点… 結果は12月上旬めどに判明の見通し 井戸水や水路などからの検出を受けて

静岡県内の井戸水や水路などから高濃度の有機フッ素化合物=PFASが検出された問題を受け、県は県内各地の川でPFASの調査を始めたことが関係者への取材で明らかになりました。結果は12月上旬をめどに判明する見通しだということです。

発がん性が指摘されている有機フッ素化合物=PFASをめぐっては、静岡市や浜松市の井戸水や水路などから国の指針を大幅に上回る濃度が検出されています。

<静岡市 難波喬司市長>
「国の定める暫定目標値1リットルあたり50ナノグラムを超えるPFASが検出されました」

静岡市は11月8日、清水区の化学工場周辺の地下水の調査結果を公表。工場に最も近い地点では、国の指針値の約26倍に当たる濃度のPFASが確認されました。

各地で高濃度のPFASが検出された状況を受け、静岡県は10月下旬から県内全域33地点の川の水を対象に、PFASの調査を開始したことが県や関係者への取材で明らかになりました。調査の結果は12月上旬を目処に判明する見通しです。


県生活環境課によりますと県は2011~2019年度にわたり、34地点の川の水でPFASの継続調査を行なっていましたが、その際、国の指針値を超えたPFASが検出された地点はなかったということです。

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