
「何も決まっていないことを軽々に発言したことに問題」川勝平太知事に“新文化施設構想”発言の訂正と謝罪求める方針示す 県の対応にも疑問の声=静岡県議会総務委

川勝平太静岡県知事が静岡県議会に諮らずに、外部との懇談会で新たな文化施設をつくる構想を語った問題を受け、県議会は10月25日、臨時の委員会を開き、川勝知事に対し、発言の訂正と謝罪を求める考えを示しました。
25日に開かれた静岡県議会総務委員会では、23日に開かれた文化観光委員会に続き、川勝知事の発言について審議が行われました。

<自民改革会議 中沢公彦県議>
「議会軽視も甚だしい発言だということがひとつ。何も決まっていないことを軽々に発言したこと自体に問題がある」

火種となったのは、川勝知事が外部との懇親会で語った「ある発言」です。

川勝知事が静岡県内で開催中の日中韓による文化事業、「東アジア文化都市」の発展的継承センターを静岡県三島市に作りたいと言ったもので、議会に諮る前での発言だったことや外部に話すには時期尚早のタイミングであったことが問題視されています。
<自民改革会議 小沼秀朗県議>
「今後何も変わらなければ、庁内にも問題がある」
委員会では、川勝知事と職員の連携がうまく取れているのかなど、県の対応を疑問視する意見が飛び交いました。
委員会終了後、西原明美総務委員長は報道陣に対し、川勝知事に発言の訂正と謝罪を求めていきたいと話しました。

委員会は今後、三島市の土地活用に関わった人から聴取をするなどして調査を続けていくということです。
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