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静岡商業が苦しみながらも初戦突破!全国高校サッカー選手権県大会1次トーナメント2回戦

全国高校サッカー選手権静岡県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)は23日、1次トーナメント2回戦を行った。静岡商業は2−0で榛原との中部勢対決を制した。

静岡商業の久保田、鮮やかループでチーム救う

ゴール前に攻め込む静岡商業の久保田


静岡商業は前半から榛原の好守に阻まれ、ことごとく好機を逸していた。PK戦突入がちらつき始めた後半29分、重苦しい空気を振り払ったのは右MF久保田来夢(長田西中出身)だ。

ボランチ望月翔真(中島中出身)がこぼれ球を回収したのを確認すると、すかさず相手のDF裏に抜け出した。浮き球のパスを受け、飛び出してきたGKの頭上を狙ったループシュート。チームを勇気づける鮮やかな先制点が決まった。

「後半はチーム全体で前からプレスを掛けていこうと話し合っていた。僕だけのゴールではない。チーム全体で取った1点です」。高校最後の大会に懸けるサイドアタッカーはネットを揺らすと、フェンスの向こう側に陣取った応援団に向かって、さっそうと走った。

静岡商業はこれで勢いづくと、その3分後には先制点をアシストした望月がコーナキックを頭で豪快にたたき込んで加点。期待の2年生ボランチは「気持ちよかったです。もっと3年生のために貢献したい」と誇らしげだった。

チームの目標は決勝トーナメント進出。林監督も「厳しい試合だったが、よく我慢した。仲間を信じたことがゴールにつながった」と納得の表情だ。苦しみながらも初戦を乗り越え、静岡商業が勢いに乗った。
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