22日に「安倍川花火」6年ぶりの通常開催「東京や大阪から問い合わせも」全国初!ディズニー・ドローンショーとコラボも!
静岡市の夏の風物詩、安倍川花火大会(7月22日開催)がいよいよに翌日に迫りました。メイン会場となる安倍川の河川敷では関係者の桟敷席が設営されていて、着々と準備が進められ、多くの屋台がすでに設置されています。
2022年、5年ぶりに開催された安倍川花火大会は、新型コロナウイルスの感染対策として、打ち上げ時間を短縮するなどの措置が取られましたが、2023年は実に6年ぶりに例年通りの1時間半、1万5,000発の花火が打ち上げられる予定です。今回、70回目の節目を迎える「安倍川花火大会」は、例年以上の盛り上がりが予想されています。
7月20日夜、安倍川の上空で撮影された見慣れない光。噂の「ディズニー・ドローンショー」のリハーサルではないかと一部で話題になりました。
2023年の安倍川花火では、東京ディズニーリゾートのオープン40周年を記念して、スペシャル・ドローン・ショーが全国で初めて開催されます。
ショーは22日午後7時半に始まり、約700機のドローンが15分かけてディズニーのキャラクターなどを描きます。花火の打ち上げはこのショーの終了後、午後7時50分からおよそ1万5,000発が打ち上げられる予定です。
大会本部には、ドローン・ショーなどに関する問い合わせなどが相次ぎました。
<安倍川花火大会 滝田芳則実行委員長>
「東京や大阪から電話があり、問い合わせがある」
来場者数は2022年が35万人。2023年は当初、40万人を見込んでいましたが、大会本部はそれを上回る例年にない混雑になるのでは、と予想。群集雪崩などを防ぐため、観覧エリア周辺の警備を当初の200人から250人に増強しました。
21日、関係者は朝から強い日差しの中、準備作業に追われました。
<施工業者>
「だんだんみなさんもマスクを外して笑顔とか見られるようになって、こういった形でまた花火大会ができてうれしいですね」
<出店者>
「大変ですね。熱中症にならないように頑張ります。楽しみです」
今回の安倍川花火、実は開催に黄色信号が灯っていました。河川敷は、2022年の台風15号や2023年6月初旬の大雨により大きな被害を受け、復旧工事が間に合うかどうか懸念されていましたが、20日までに無事に工事が完了し、予定通り開催できることになりました。
<安倍川花火大会 滝田芳則実行委員長>
「非常に心配したんですよ。何はともあれ広い範囲で花火を見られることは、ほっとした」
コロナ禍を経て、実に6年ぶりの通常開催となる安倍川花火大会。地元のスーパーの期待も膨らみます。
<しずてつストア田町店 猪又有純店長>
「冷えたビール売り場を拡大して、たくさんご用意しています」
ビールの仕入れは通常の5倍。スイカはおよそ200個用意したほか、寿司やオードブルなどの予約はすでに200件を超えているといいます。
<しずてつストア田町店 猪又有純店長>
Q.売り上げの見込みは?
「企業秘密ではありますが、4倍から5倍」
しずてつストア田町店は、混雑を見越して、21日の開店時間を1時間半早める予定です。
70年前の1953年に戦没者の慰霊と鎮魂、復興への祈りを込めて始まった安倍川花火大会。2023年は超特大スターマインや市民花火など、およそ1万5,000発の花火が夏の夜空を華やかに彩ります。
大会本部が懸念するのが群集雪崩などの雑踏事故です。2023年はディズニーファンを中心に、全国各地からの来場客が予想されています。例年、安倍川橋から観覧場所に向かって歩いてくる人が集中し、周辺はかなり混雑します。
2023年は、駅から会場までのシャトルバスの位置を会場よりも少し離れた場所に定めていて、脇道などを利用して、少しでも分散して会場に来てほしいと呼びかけています。また、静岡市内を中心に利用可能なシェアサイクルのパルクルは、会場近くの田町小学校に100台分の臨時駐車場を設けるとしています。
また、新型コロナ対策ですが、2022年までは、マスクの着用が必須、大声は禁止、桟敷席を設けないなどの措置が取られていましたが、2023年はマスクの着用は任意となりました。一般の桟敷席は設けず、大会関係者のみの席となっています。
6年ぶりの通常開催、ひとりひとりがルールを守り、気持ちのいい花火大会にしましょう。
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