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元清水エスパルスのMF松岡大起がブラジルから近況報告!「ブラジルで成功して次の場所に行く」

「ブラジルのお寿司、おいしいですよ」

元清水エスパルスのボランチで、今年の3月にブラジル2部グレミオ・ノボリゾンチーノに期限付き移籍した松岡大起選手がSBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」にオンライン出演しました。バンビーノ・石山タオルさんと鬼頭里枝さんがお話をうかがいました。


石山:パーソナリティのペナルティ・ヒデさんの代役、バンビーノ・石山タオルです。ブラジルは暑いですか。

松岡:気候が逆なので朝はちょっと寒いです。こちらは今は朝で、お米をしっかり食べて備えてきました(笑)。

石山:どこに住んでいますか。

松岡:サンパウロから車で4〜5時間ぐらいのところです。お寿司屋さんもあります。全然違いますけど、おいしいですよ。

鬼頭:あらためて、松岡選手のプロフィールを紹介します。熊本県出身の21歳、サガン鳥栖のアカデミー出身。高校3年でトップチームに昇格して主力として活躍し、2021年8月に清水エスパルスに移籍しました。清水でも活躍し、今年3月にブラジルのクラブに移籍しました。

石山:僕も19歳の時、ブラジルに1年いました。懐かしいです。そちらでは英語はほとんど通じないですよね。

松岡:ほぼポルトガル語でやってます。ブラジルは日本と違い、時間にルーズだったりしますが、自分は楽しむようにしています。みんな笑顔が絶えません(笑)。

石山:みんながサンバを踊っている時に、後ろで苦笑いしてちゃ駄目なんですよね。ハイタッチしてどんどん中に入っていかないと。ブラジル人は来る人に対してはすごく優しいので。

鬼頭:松岡選手が所属するグレミオ・ノボリゾンチーノ。どんなクラブですか。

松岡:都心からちょっと離れた位置にノボリゾンテはあります。小さな町ですが、本当にサッカーの熱狂度が高くて、いい環境でプレーさせてもらってるなと思います。

鬼頭:シーズンは何月から何月までですか。

松岡:3月から始まり、11〜12月ぐらいに終わります。Jリーグと近いですね。

石山:試合の移動距離は長いですよね。

松岡:この間は空港まで行くのにバスで4〜5時間かかって。そこからまた4〜5時間かかりました。

鬼頭:自身とチームの調子はいかがですか。

松岡:自分としては、しっかり練習の中で自分のプレーを見せることができるようになってきました。チームも良い状態にあるので、まずは試合に出してもらった時にしっかり自分のプレーをすること。「この選手やれるんだな」というのを見せるために、日々準備をしています。

石山:練習メニューなどは日本と違いますか。

松岡:日本で教えたことがある監督なので、練習は日本と似ている部分もあります。ブラジルは魅せるサッカーで、みんな技術も高い。「ボールを取れた」と思っても、また抜きとか平気でやられます。余裕がある選手がたくさんいます。

フランス移籍の鈴木唯人とも情報交換


鬼頭:Jリーグ時代の話もお聞きします。2021年、鳥栖から清水に移籍することを決めた理由は。

松岡:シーズン途中でしたが、自分がレベルアップするためにエスパルスでやりたいという気持ちがあって、強い覚悟を持って決断しました。

鬼頭:清水で印象に残っていることは。

松岡:1試合1試合が本当にしびれる戦いだったので、いろんなものを学べたし、成長できた時間だったなと思います。ブラジルに来てわかったことですが、素晴らしい環境でサッカーができることが本当は当たり前じゃないんだなとすごく感じます。

鬼頭:エスパルスで仲が良かった選手は。

松岡:高橋大悟君(FC町田ゼルビア)だったり、ゴンちゃん(権田修一選手)だったり、鈴木唯人(ストラスブール)だったり、神谷優太君だったり。ブラジルに来る前も、いろんな選手からアドバイスをもらっていました。こっちに来てからも、白崎凌兵君や唯人と連絡を取って、「調子どう」とか。菊地脩太からも刺激をもらっています。

鬼頭:松岡選手は「海外で勝負してみたい」とずっとおっしゃっていました。「昔からヨーロッパに憧れていた」という話もされていましたが。

松岡:まずヨーロッパのクラブを探していましたが、自分の中ではブラジルも本当にポジティブな移籍でした。ブラジルで成功して、次の目指している場所に行くんだという強い気持ちで日々やっています。

良い選手はどこであっても本当に良い選手だと思うので、初心を忘れず、感謝の気持ちを忘れず、しっかり自分の持ってるものを出しながら、自分というプレイヤーをいろんな人に見てもらいたいです。日本だけでなく、世界に、自分という存在をしっかり見せられるように取り組んでいます。

鬼頭:世代別代表でもずっと一緒だった鈴木唯人選手とは連絡を取っていますか。

松岡:以前は家のことや食事のこと、どんな感じなのかなとお互い聞いたりしていました。唯人が(フランスで)点を取ったときは、すごく刺激を受けましたね。

鬼頭:松岡さんはどんな部屋に住んでるんですか。

松岡:結構広いですよ。クラブに用意してもらった一軒家ですが、4、5人は住めます。寝室が3つぐらいあって。周辺には高いビルはないですが、一戸建ての立派な家が多いです。

鬼頭:休みの日は何を。

松岡:ストレッチかな(笑)。やることが日本よりも少ないので。

鬼頭:今食べたいものは。

松岡:焼肉とかお寿司は食べたいですね。

21歳の決意「どんなことがあろうと、自分の軸をぶらさない」

石山:リスナーさんからも質問が来ています。モーニングルーティンは?

松岡:チームが午後練習のときが多いので、7時に起きて朝ご飯を食べて、ポルトガル語を勉強したりしています。今日は午後3時から練習なので、それまではリラックスします。

石山:21歳と思えないぐらい、考え方もしっかりしてます。ディスコに行くとかは(笑)。

松岡:この地域にはないですよ。ここは石山さんが思ってるようなブラジルとはちょっと違います(笑)。

石山:もう一つ質問が来てます。「監督からはどのような役割を要求されていますか」

松岡:よく言われるのは、ボールを触る回数、ボールをもっと受けてしっかり味方に運ぶこと。ボールを奪い切るところ。結局、いい選手は、走れて、奪えて、ゴールも取れる。前にぐっと入っていく部分も監督には求められているので、しっかりチャレンジしながらやっています。

鬼頭:さらに成長して、強くなって帰ってくることを期待します。最後にメッセージを。

松岡:SNSで「いつも応援してます」っていう言葉がいつも届いて、それを見たり、エスパルスの勝利を見たりして、自分もしっかり試合に出て結果を残さないといけないなと常に感じています。これからどんなことがあろうと、しっかり自分自身の軸をぶらさずにやっていきます。これからも応援よろしくお願いします。
シズサカ シズサカ

サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!

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