「記憶に残る味に」渡辺明名人×藤井聡太六冠“おやつ”候補決まる!静岡で名人戦第2局
藤井聡太六冠が渡辺明名人に挑む将棋の名人戦の第2局が4月27日から静岡市内で始まります。この対局中のおやつ候補を決めるコンテストの結果発表が18日に行われました。どんなおやつが選ばれたのでしょうか。
<滝澤悠希キャスター>
「静岡名物の安倍川もちに、静岡のイチゴとお茶を使ったワッフルも。棋士の2人が食べるかもしれないおやつが、きょう発表されました」
渡辺明名人に藤井聡太六冠が挑む名人戦第2局の対局中のおやつ候補を決める「おやつコンテスト」。応募があった25品のうち、一般市民の約7,000票のインターネット投票によって選ばれた8品が発表されました。
<観覧に来た人>
「どれもすごくおいしそうで(棋士の2人も)きっと迷うんじゃないか」
対局中のおやつは、大きな“経済効果”があるとして、いま、注目されています。
2023年1月に静岡県掛川市で行われた王将戦では、藤井六冠と羽生善治九段が食べたようかんは、対局後、用意していた150本が1時間半で完売するほどの人気に。
<伊藤菓子舗 伊藤光男店主>
「最初に藤井先生からご注文いただいて、羽生先生からまた注文をいただいてびっくり。あらまあという感じ」
では、今回選ばれたおやつには、どんな特徴があるのか、おやつを作っている調理場をのぞいてきました。
徳川家康にちなんだ「キル フェ ボン」(静岡市葵区)のタルトは、周りを囲む6種類のフルーツで家臣を、チョコレートと金箔で家康公の甲冑を表現しています。
<滝澤悠希キャスター>
「フルーツたっぷりで、金の華やかさもあって、徳川家の栄華を表しているかのよう」
<店員>
「家康公と(家臣の)四天王そのままだと思う」
約2か月の試行錯誤の末、完成したタルト。静岡店では、6月15日までの期間限定商品です。ポイントは「味の層」と「ご当地感」です。
<キルフェボン静岡 齋藤花店長>
「チョコレートの重厚感のある味わいとフルーツでさわやかな味をプラスしている。ぜひ、(2人には)お召し上がりいただけたらと思う」
一方、季節の定番商品で勝負する店もあります。和菓子などを販売する「大国屋製菓舗」(静岡市葵区)で毎年夏に店頭に並ぶ「玄米茶のわらび餅」。
<大国屋製菓舗 川合史剛さん>
「お茶の発祥の地と言われている(静岡市の)足久保産の玄米茶を生地に練り込んで作ったわらび餅」
さらに、わらび餅を練る時には地元の湧き水を使用。素材の味を生かしたシンプルなおやつで静岡の魅力を発信します。
<滝澤悠希キャスター>
「いただきます。お茶の風味が際立っている。ふわっと柔らかく香っていく感じ。それとあんこの甘さがとても合う」
<大国屋製菓舗 川合史剛さん>
「静岡=お茶というところを感じて欲しい。できれば、ちょっとでも記憶に残る味になるとうれしい」
今回選ばれた8品は以下の通りです。
◇「安倍川もち 皿もり」(やまだいち)
◇「玄米茶のわらび餅」(大国屋製菓舗)
◇「桜餅」(佐藤農園)
◇「『勝つを見る』かつ見のおはぎ」(かつ見)
◇「茶っふる(本山・静岡いちご)」(茶町KINZABURO)
◇「ぼくたち8人兄弟クッキー」(CAT&BAKES 9456)
◇「久能山東照宮献上品『漆黒の甲冑と徳川四天王のタルト』」(キル フェ ボン)
◇「どうする家康バウムクーヘン 特濃抹茶 富士の初雪」(あいネットサービス)
名人戦は4月27日、28日の2日間、静岡市内で行われます。1日に2回、おやつタイムがあるとのことで、どのおやつが選ばれるのか目が離せません。
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA
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