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番組審議会だより > 2019

第602回番組審議会(2019年10月18日)

●開催年月日 令和元年10月18日(金) 12時30分
●開催場所

静岡新聞放送会館

●出席者

委  員(敬称略)

中井 弘和 委員長

久米 行子

栗原 績

田中 尚弘

鈴木 智子

江﨑 和明

星野 明宏

清川 公一

福留 斎

審議議題

〇テレビ番組

「SBSスペシャル 64歳の生徒会長」

放送:2019年5月12日(日)16:00~16:55

番組概要

夜に学ぶ「定時制」には、不登校や引きこもりなど様々な事情の生徒が通う。かつては仕事と学業を両立するための学校だったが、実情は時代と共に変化している。そんな定時制高校で生徒会長を務める64歳の三浦和美さんは、10代の同級生らの元気のなさに危機感を覚えた。「社会で生き抜く力」を伝えたいと考え、あいさつ運動や全学年の交流会を企画する。心を開く子がいる一方、反発する子も出てくる。おせっかいな「64歳の生徒会長」と「10代の同級生」の関わりから定時制の今を考える。

●委員の意見

・定時制高校の実態を示しながら、その中で学ぶ「64歳の生徒会長」の生き方が、リアルに描かれていた。

・定時制高校には、LGBTやひきこもり、不登校など、多種多様な生徒がいる現状がよく理解できた。そうした生徒が、心を開いてカメラの前で答えてくれていた。取材対象によく食い込んでいた。

・時間の経過とともに人間模様が変化していく様子がよく分かった。粘り強く取材できていた。

・押しつけともとれる、おせっかいな三浦さんの活動の様子を、あえてそのまま視聴者に投げかけたのは、よかった。

・BGMをあえてつけず、ナレーションも淡々としていたことがよかった。ムードに流されず、リアルに表現できていた。

・この先も取材を続けてほしい。そうすれば、県民も定時制高校への関心が高まるのではないか。

・長寿化が進む中、生涯教育の視点を取り入れてもよかったのではないか。

・番組の初めで、定時制高校の実情をナレーションで説明しておけば、より視聴者の視野が広がったのではないか。

・「64歳の生徒会長」である三浦さんが、校則違反をしたシーンがあったが、なぜそうなったかの答えが欲しかった。

・三浦さんが、逆に若い生徒たちから学ぶ姿をもっと出してもよかったのではないか。

・学校側が三浦さんをどうとらえているかという視点も欲しかった。

・三浦さんが、現在、生徒会長として活動している様子や考え方はよくわかったが、生徒会長になろうと思ったきっかけや思いを紹介してほしかった。

・今の若者たちの「生きづらさ」という現状をよく取材していたが、その先に提言があるともっとよかった。

・様々な人物が登場したが、言いたいことが散漫になった感がある。伝えたいことの柱が欲しかった。

・三浦さんの定時制高校の見方は、日本人全体の定時制を見る目かもしれない。自分の心の底を見せつけられた気がする。

・世代格差の大きい時代にどう生きていくべきか、示唆を与える番組だった。

●視聴者・聴取者からの意見などを報告

令和元年9月1日~9月30日 総件数682件

(1)中居君決めて!【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 94件

(2)KAT-TUNの世界一タメになる旅!+【TV・ネット編成】

・・・・・・・・・ 57件
(3)イブアイしずおか【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・ 41件

(4)Soleいいね!【TV・自社制作】

・・・・・・・・・ 39件
(5)時代劇アワー「水戸黄門」【TV・自社編成】 ・・・・・・・・・  37件

○ラジオ番組  「インビテーション・トゥ・ジャズ」 毎週(日)22:00~22:59放送

・毎週聴いています。日本のラジオ番組の中でも、最も本格的なジャズ番組ではないかと思います。SBSラジオもワイドFMで聴くことができるようになったので、よりステレオ感ある放送をしてもらえれば、もっと楽しくなると思います。よろしくお願いします。(メール)