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番組審議会だより > 2017

第578回番組審議会(2017年5月19日)

●開催年月日 平成29年5月19日(金) 12時30分
●開催場所

静岡 新聞放送会館18階会議室

●出席者

委  員(敬称略)

北條 博厚 委員長

中井 弘和 副委員長

種本 祐子

久米 行子

田中 尚弘

福島 豊

髙井 正人

栗原 績(書面)

審議議題

〇テレビ番組「SBSスペシャル おひさま家族~色素性乾皮症を抱えて~」

 放送 2017年5月5日(金)9時55分~10時50分

審議概要

富士市に住む清麟太郎君(13)は、色素性乾皮症という国内でも500人しかいない難病を患っている。この病は、太陽の紫外線を浴びると、火傷のような症状が出て、やがて皮膚癌を発症するというもの。しかし、この病気の本当の深刻さは、年を重ねるにつれ重度の神経障害が加わり、徐々に運動機能(歩く・聞く・話す・食べる)が失われ、30代で死に至ることだ。現在、有効な治療方法はない。
中学生になった麟太郎君も、今は耳がほとんど聞こえなくなり、歩いていると転ぶことも多くなった。6歳の小学校入学時をピークに身体は日々弱まってきた。
それでも家族は、日光の遮断と彼の人生スケジュールをできる限り豊かなものにしようと努力を続けてきた。麟太郎君は毎週末、祖父母の家に行っては新聞配達を手伝い、こんにゃくを作っては近所に配り歩く。一日でも長く自分の足で歩けるようにという願いを込めて。難病と闘い続け生きがいを模索する少年と家族の7年間を追った。

●委員の意見

・非常に重いテーマでありながら家族の姿は前向きで涙が止まらず生きて行く事の素晴らしさを教えてくれた番組だった。タイトルは、優しさにあふれる家族の温かさを現していた。

・カメラワークが見事でコメントがなくても、画面の表情からしっかり内容が伝わってきた。

・色々な覚悟を常にしている事を含め家族の愛がしっかり表現されていて自分だったらどうだろうと考えさせられた。

・あたりまえの日常を普通に暮らせる幸せをかみしめ一人の親として多くの子供たちにぜひ見てほしいと思う内容だった。

・病気の事を知らず、大変衝撃を受けた。この病への理解を広める上でも社会的に意味のある番組だった。

・こみあげるものが先にたち家族の触れ合いが温かく印象的で特に母親を気遣う祖母の言葉に感動した。

・家族の団結や愛情、協力などがどうあるべきか考えさせられた。
厳しい病気を抱えながらほがらかに強く生きる日常を静かに描いていて心を打つ番組だった。

・雪を抱く富士山を交えた里山の風景や優しく見守る近所の人たちの姿が非常にうまく映し出されていた。

●視聴者・聴取者からの意見などを報告

平成29年4月1日~平成29年4月30日 総件数520

(1)ゴロウ・デラックス【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 60件

(2)イブアイしずおか【TV・自社制作】

・・・・・・・・・ 36件
(3)Soleいいね!【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・ 25件
(4)氷川きよし節【RADIO・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 16件
(5)ひるおび【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 15件

視聴者からの意見

ラジオ番組について

・時々読み間違いの多い事が気になります。もう少し注意してもらえれば、聴きやすくなると思います。また「ほのぼのワイド」の後番組の「WASABI」は、これまでと内容が違うもののとても良いと思います。  (メール)