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番組審議会だより > 2017

第583回番組審議会(2017年11月17日)

●開催年月日 平成29年11月17日(金) 12時30分
●開催場所

静岡 新聞放送会館18階会議室

●出席者

委  員(敬称略)

北條 博厚 委員長

中井 弘和 副委員長

種本 祐子

久米 行子

栗原 績

田中 尚弘

髙井 正人

篠原 裕和

鈴木 智子(書面)

江﨑 和明(書面)

審議議題

〇テレビ番組

「静岡発そこ知り これ欲しい!極みの逸品!しずおか匠の技最前線」

 放送 2017年11月10日(水)19時~20時

審議概要

 静岡市では、徳川幕府時代に駿府城や久能山東照宮、浅間神社などの造営に際し、全国各地から宮大工、彫刻師、塗師、金具師などの優れた職人たちが集められた。特に浅間神社の第二期造営工事では60年余の歳月が費やされたことで、職人たちは駿府に住み着き技術を教えたため、伝統工芸は盛んになったと言われている。

 鏡台、針箱、お椀、重箱、竹細工などは全て漆塗りだったため輸出漆器として江戸末期には大量に輸出されていた。このように静岡市の伝統工芸は漆器から始まり、蒔絵や塗下駄、挽物などの産業が次々とおこった。その技術は現代でも脈々と受け継がれており、静岡市には国指定の「伝統的工芸品」は駿河竹千筋細工など3品目、また県指定の「郷土工芸品」には9品目の合わせて12品目がある。

 しかし残念ながら後継者不足の波が、伝統工芸業界にも着実に押し寄せている。そんな中、技術修得に励む若手職人が出てきたり、市でも「クラフトマンサポート事業」を立ち上げ、若手職人の援助を積極的に行っている。「伝統工芸品」と言っても、現代の生活に沿ったモダンな製品が生まれるなど、いま一度見直される存在にもなっている。

 番組では、受け継がれてきた職人たちの高い技術がうかがえる静岡市の数々の伝統工芸品の「いま」、そして技術を継承する若手職人たちにスポットを当てた。

●委員の意見

・静岡の伝統工芸品がこれほど幅広く多種多様にある事を改めて知るとともにクラフトマンサポート事業で後継者が育てられている事に、心強さと希望を感じた。

・匠や極みと言った表現に惹きつけられ最初から最後まで興味深く見る事ができ、自分自身としても大変勉強になる番組だった。

・伝統の技を守りながらも変えるべきところは変えると言う職人の姿を見て強い使命感を持って取り組んでいると感じた。

・工芸品に対するイメージが変わりライフスタイルをコーディネートしていくトレンドなのではないかと思った。

・取り上げた工芸品について日常の中や年代別にいろいろな使い方ができると言う実例をもう少し見せてほしかった。

・匠の技の紹介とともに次世代への継承が重視された構成となっていて大変共感できた。

・リポーターの会話が上手で取り上げた人たちの素顔をうまく引き出していると感じた。

・若い職人がたくさん登場し職業として「伝統」を担うという選択肢の紹介は若い世代も好みそうな内容だと思った。

・身近な地域のテーマを掘り下げて知る事の価値を番組を通して教えられた。

●視聴者・聴取者からの意見などを報告

平成29年10月1日~平成29年10月31日 総件数515

(1)イブアイしずおか【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・ 168件

(2)ひるおび【TV・ネット編成】

・・・・・・・・・ 34件
(3)Soleいいね!【TV・自社制作】 ・・・・・・・・・ 33件
(4)ゴロウ・デラックス【TV・ネット編成】 ・・・・・・・・・ 23件

(5)静岡発 そこ知り【TV・自社制作】

・・・・・・・・・ 18件

視聴者からの意見

「激突!与野党大決戦選挙スタジアム2017」10月22日(日)放送

・台風が静岡県内を通過する中、台風情報を知りたかったのに静岡の選挙情報に切り替わってしまいました。しかも出演していたお笑い芸人が自己紹介をするとき、ふざけていたので不快な気分になりました。夕方の番組や深夜の番組だったら良いが、国政の選挙報道や台風情報などの緊迫した場には適していないと思います。                                  (40代・男性)