コラム「あすなろ」幼児

「ゲゲゲの〇たろう」の巻

2016年5月31日(火)カテゴリー:幼児  投稿者:たこ八

 最近読んだ子ども用の日本の昔話で、「サルかに合戦」のカニや「かちかち山」のおばあさんなど、私の幼少時の記憶では死んだり殺されたりしたはずのキャラクターが"気を失った"り、"寝込んだ"りしただけになっていて驚きました。そういえばアンパンマンのCDでも、2010年版で「食べずにいれば死んでしまう♪」だった歌詞が、昨年版では「食べずにいれば生きられない♪」に変わっていました。

 子どもは安易に「死」に触れないほうがいい、という配慮でしょうか。

 先日、自宅で青虫を見つけました。近くの草むらにぶん投げようとしたとき、息子が「あ、はらぺこあおむしさんだ!」とかわいいことを言いました。その日が息子の3歳の誕生日だったこともあり、少しは善行を積もうかと籠に入れ、キャベツをあげ
ました。食欲少なめの青虫は翌朝、茶色く硬くなっていました。ゲゲゲ!サナギだろう!!

 物語ではすぐに羽化する青虫ですが、2週間たっても変化がありませんでした。蝶が出てくるのを毎日楽しみにしている息子のため、ネットでいろいろ検索してみると、そもそも我が家のは「サナギ」ではなく「繭」であることが分かりました。ゲゲゲ!蛾だろう!!

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「こども園の保育参観」の巻

2016年5月25日(水)カテゴリー:幼児  投稿者:あゆいろママ

 「これは〇くんの掛け布団、そっちは〇ちゃんのだよ」

 先日、年長組長男の保育参観に参加した時のことです。クラスメートの女の子が昼寝用の布団を敷く手際の良さにとても驚きました。息子の通う園では毎日午後、年少組から年長組まで一斉に「ホール」と呼ばれる大きな部屋で昼寝をします。"お布団敷き"は最上級生の昼食前の大仕事です。

 布団に記名があってもまだ読めない子どもたち。50人分を並べるのに、掛け布団と敷布団をあべこべに置いてしまうこともあるだろうなと先入観をもって観察しましたが、心配無用でした。なんと、迷子の布団を見つけると鼻を近づけてクンクン。パズルを解くように布団を上手にセットしていくのです。

 まるで、洗剤や柔軟剤などのにおいをかぎ分けているかのようでした。すごい能力です。

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