大津ら攻撃陣がアピール合戦 ジュビロ磐田・鹿児島キャンプ

 J2磐田の前線の選手が激しい競争を繰り広げている。今季は主に3―6―1か3―5―2のシステムを採用しそうで、現時点ではトップ下とFWの3枠がまったく白紙の状態だ。

シュート練習で中山コーチ(右)の指導を受ける磐田の大津=鹿児島市の白波スタジアム
シュート練習で中山コーチ(右)の指導を受ける磐田の大津=鹿児島市の白波スタジアム

 中山コーチの指導の下、全体練習の最後に行ったシュート練習。1トラップでの右足、左足がそれぞれ4本、両足連続で2本、最後に利き足で1本と計11本を5選手が放った。最も多く決めたのはJ1横浜Mから加入したFW大津とFW小川航で、8本だった。
 左太ももを痛め、キャンプ序盤は別メニュー調整だった大津は5日に合流。10日のJ1広島との練習試合に出場予定で、「僕にとって磐田に来て初めてのゲーム。コミュニケーションを取り、戦術を理解しながら、チームに自分がどうやってフィットするかを確かめたい」とアピールへ意欲を高めた。
 6日のJ1清水との練習試合で主力はトップ下に藤川と大森、1トップに小川航の組み合わせだったが、出場した時間帯は無得点。昨季最終節で2試合連続得点した藤川は「結果を出せば(試合で)使ってくれると思う。ポジション争いは自分が成長できるし、他の選手のいいところを盗みながら、他の選手がやらないプレーを出していく」と競争に食らいつく覚悟だ。

 ■技ありシュート 中3後藤が披露
 磐田ユースのFW後藤が“中山教室”で技ありのシュートを披露した。11本のシュート練習のうち、決まったのは参加した5選手の中で最も少ない4本だったが、11本目に無回転の強いボールを蹴り込んだ。中山コーチも「おいおい、最後に(シュートを)落として決めるのか」と驚いた。6日の清水との練習試合でゴールを決めた中学3年生。今後の飛躍が期待される。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞