差別撤廃でチーム名の変更を検討 NFLのレッドスキンズなど

 米ミネソタ州で起きた白人警官による黒人男性暴行死事件に端を発した差別撤廃の動きが、プロスポーツに大きな波となって押し寄せた。プロフットボールNFLのレッドスキンズと大リーグのインディアンスはこのほど、米先住民の差別として批判されたチーム名の変更を検討していると相次いで発表。大きなうねりの前に、長い歴史を持つ名称が岐路に立たされている。

チームの名称変更を求め、米プロフットボールNFLのレッドスキンズに抗議する先住民の指導者ら=2019年10月、ミネアポリス(AP=共同)
チームの名称変更を求め、米プロフットボールNFLのレッドスキンズに抗議する先住民の指導者ら=2019年10月、ミネアポリス(AP=共同)
米大リーグ、インディアンスの本拠地球場に掲げられているロゴ=7日、クリーブランド(ゲッティ=共同)
米大リーグ、インディアンスの本拠地球場に掲げられているロゴ=7日、クリーブランド(ゲッティ=共同)
チームの名称変更を求め、米プロフットボールNFLのレッドスキンズに抗議する先住民の指導者ら=2019年10月、ミネアポリス(AP=共同)
米大リーグ、インディアンスの本拠地球場に掲げられているロゴ=7日、クリーブランド(ゲッティ=共同)

 1933年からこの名称を使うレッドスキンズは声明で「国中で起きた最近の出来事や地域の意見を踏まえ、チーム名を検証する」と意図を説明。15年から続くインディアンスも社会不安を念頭に「チーム名に関して最善の道を決める」とした。

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