
8月23日午前、静岡県熱海市のホテルニューアカオから沖合約2キロメートルの海上で無人の漁船が見つかりました。その後、近くの海域で乗船者の男性が発見されましたが、死亡が確認されました。
下田海上保安部によりますと、8月23日午前6時42分頃、熱海の沖合にいた大熱海漁協の関係者から「ホテルニューアカオの沖合で無人の漁船を発見した」と通報がありました。
その後、下田海上保安部は巡視船と航空機を現場に向かわせ捜索活動を行い、午前8時前に漁船が見つかった場所から数百メートル離れた海域で漁船の乗船者の男性を見つけました。
見つかったのは、熱海市に住む84歳の男性で、搬送されましたが、消防により死亡が確認されました。
下田海上保安部によりますと、男性に目立った外傷などはなく、乗っていた漁船を発見した際は船上に、洋服や漁具が置かれたままの状態だったということです。
下田海上保安部は、男性が漁船に乗って沖合で漁や釣りをしていた際に海に投げ出されたとみて、事故の経緯について詳しく調べています。
