ペナルティ・ヒデが熱く語った静岡ダービーの死闘「乾のシュートは魂が乗っていた」

SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」で、パーソナリティのペナルティ・ヒデさんとSBSの山﨑加奈アナウンサーが、7日にアイスタ日本平で行われた静岡ダービー「清水エスパルス−ジュビロ磐田」を振り返りました。

山﨑:J1昇格に向けてどちらも負けられない大一番は、今シーズン最多の1万8871人が見守りました。試合は清水が前半41分、乾貴士選手の一発で先制。磐田は終盤7連続のセットプレーのチャンスがありましたが、得点には結びつきませんでした。1−0でエスパルスが勝利し2位浮上となりました。

ヒデ「筋書きのないドラマ」


ヒデ:まさに「これぞダービー」という、緊張感あふれる、そしてやっぱり熱くなる試合でした。

それにしても乾選手は素晴らしかったなあ。やっぱり経験値も含めてベテランの仕事をしっかりと果たした。乾選手のシュートは相手に当たって入ったんですが、やっぱり気持ちや魂が乗っかってるんだなと。精神論はあまり好きじゃないんですが、やっぱりそういうものなのかなと。

乾選手はドイツでも、スペインでも、ずっとダービーの楽しさ、怖さを経験してきた人ですから、そこがちょっとだけ左右したというか。1−0というのは、そういうことなんだなと思いましたね。

それにしても残り5試合で、本当に筋書きのないドラマというか、想像を絶する戦いになりました。サッカーファンとしては面白いんです。やっぱりこういう方が。ただ、それぞれのサポーターはもう一喜一憂して、心臓バクバクが毎週ですよね。

やっぱり清水と磐田というダービーがJ1からJ3までのすべてのカテゴリーの中で一番熱くなる、と清水の秋葉監督はおっしゃっていましたが、僕もそう思います。

清水の選手とサポーターの声が届いています。

〈清水 乾貴士選手のコメント〉
「(シュートは)本当に適当に打ちました。誰かが裏に飛び出そうっていうのは、みんなが意識してやってたんじゃないかなと思う。磐田のカウンターは鋭かった。特にジャーメイン選手。かなり強くて、思ってた以上に速かったので厄介でしたけど、後ろの選手が粘り強く守ってくれたと思います」

〈清水 鈴木義宜選手のコメント〉
「相手のセットプレーが何本か続いた中で、みんながしぶとく、うまく体を張ってゼロに抑えることができました。うまくいかない時間帯でもしぶとく守れるということを証明できたのでは。これをどの試合でもやらないといけない」

〈清水サポーター〉
「静岡ダービーはやっぱり熱くなる。乾選手の存在感はやはり絶大でした。しかし、いつまでも喜びに浸ってる場合じゃありません。我々はまだ何も手に入れてないので、清水に関わる全ての人たちの力を集結して、先行馬を差し切って、戻るべき場所へ戻りましょう」

「清水も磐田も応援も、すごくヒートアップしていました。会場で見ると本当によかったです」

磐田・後藤の強気コメントに、ヒデ「こうじゃなきゃ駄目」


ヒデ:ジュビロとしては本当に7連続のセットプレー、怒涛の攻撃をものにしたかったね。ジュビロ磐田の後藤啓介選手と磐田サポーターの声です。

〈磐田 後藤啓介選手のコメント〉
「ブロックを敷かれた相手にどう点を取るかというのは課題ですけど、別に落ち込む必要はないと思いますし、悔しいですけど気にしてないです。何も決まってないし、何も終わってないですし、昇格するための試合がまだ4試合あるんで、その4試合をしっかり勝つだけだと思います」

〈磐田サポーター〉
「負けちゃってショックです。何となく気合が入らない週明けです。ただ選手は次の試合に向けて頑張ってると思うので次に期待しております」

ヒデ:後藤選手ならではの力強いインタビューじゃないでしょうか。現役の高校生ながらビッグマウスと言われていますが、フォワードはこうじゃなきゃ駄目ですから。年齢は関係ないでしょ。チームを牽引していこうとか、サポーターの皆さんを喜ばせようというのが、随所に表れていたと思います。

山﨑:J2リーグ第38節が終わった時点での順位を振り返ります。1位は町田ゼルビアで勝ち点72、2位は清水エスパルスで勝ち点67、3位は東京Vで勝ち点65、4位はジュビロ磐田で同じく勝ち点65、14位が藤枝MYFCとなっています。

ヒデ:藤枝、これ以上落ちるなよ。

サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!

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