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この人に聞きたい 日本のいま
ルポライター
鈴木大介 さん

聞き手 静岡新聞社会部・杉崎素子

2019/07/16

貧困・格差解消
議員の男女同数化 必要

 貧困層の当事者取材を通じ、社会の中で埋もれた人に光を当ててきたルポライターの鈴木大介氏(45)=千葉市=。2015年に脳梗塞で倒れ高次脳機能障害を負い、障害当事者の視点でも社会的弱者の置かれる状況を伝えている。格差や貧困の解消には何が必要か、提言を聞いた。

 貧困問題を取材した経緯は

鈴木 大介 さん
 ©静岡新聞社

 「00年ごろから都心で社会現象になっていた家出少女の取材を始めた。その中で、家に帰れない事情を抱えた少女たちが売春などの不適切な自助努力で生き抜いていることを知り、根深い社会問題だと思ったのがきっかけ。不良化した非行少年たちも取材したが、彼ら彼女らの生い立ちをたどると特に母子世帯が多く、貧困や虐待など家庭に複雑な問題を抱えているという共通点に気付いた。さらに貧困を理由に売春をするシングルマザーを取材すると、家庭内暴力(DV)を経験してメンタルを病んでいる人の多さを知り驚いた」

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