写真部 宮崎隆男
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静岡で桜満開 気象台が発表
静岡地方気象台は8日、静岡市駿河区の気象台敷地内の桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表した。平年より6日遅く、昨年より10日遅かった。 同気象台によると、今年は2月下旬から3月にかけて肌寒い日が続いたため、開花は平年に比べて6日遅い3月30日になった。その後、同市駿河区では31日に最高気温27・1度の夏日を観測。一時的に気温が上昇したが、4月3日から5日に雨が降り気温が下がって開花が足踏みし、開花から9日目での満開となった。 同市葵区の駿府城公園では8日、曇天でやや肌寒い中、親子連れや散歩に訪れた来園者が見頃を迎えた桜とともに写真を撮ったり、桜並木を散策したりして春を満喫する姿が見られ
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松本 男子100自、高 女子1500自 決勝へ 競泳・五輪代表選考会
競泳のパリ五輪代表選考会第4日は20日、東京アクアティクスセンターで行われ、女子100メートル背泳ぎは白井璃緒(ミズノ)が1分0秒27で1位となったが、派遣標準記録を突破できず、この種目での代表入りを逃した。男子800メートル自由形で1位の井本一輝(イトマン東京)も五輪切符はつかめなかった。 準決勝は、男子の200メートル平泳ぎで元世界記録保持者の渡辺一平(トヨタ自動車)が2分7秒92で全体1位となり、2位の花車優(イトマン東京)3位の深沢大和(東急)らとともに21日の決勝に進出した。200メートルバタフライは2月の世界選手権覇者の本多灯(イトマン東京)が1分55秒43の1位で勝ち上がった
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文豪が愛した黄色い花、今年も しゃくし菜見頃 静岡・中勘助文学記念館
静岡市葵区新間の中勘助文学記念館で、しゃくし菜の花が咲き始めた。来館者は戦時中に同所で静養していた文豪が眺めた風景と同じ、黄色い花が春風に揺れる景色を楽しんでいる。 しゃくし菜はアブラナ科の一年草。同館の敷地内にある「杓子庵(しゃくしあん)」の名の由来となった植物で、現在も庵前の畑で大切に育てられている。同庵には小説「銀の匙(さじ)」の著作で有名な中勘助(1885~1965年)が43年から静養と疎開を兼ねて滞在していた。 同記念館によると、しゃくし菜は今月いっぱいは楽しめそうだという。 (写真部・宮崎隆男)
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3月5日は啓蟄 春間近、ミツバチ元気よく 牧之原の養蜂場【動画あり】
5日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。大地が暖まり、冬ごもりしていた虫たちが動き出す頃とされる。県内の養蜂場では越冬したミツバチが花の蜜を求めて活動を活発化している。 気象庁によると晴れ間が広がった4日の県内の最高気温は富士市の18度をはじめ、三島で16度、静岡市駿河区では15・7度となり、3月中旬から4月上旬並みの陽気となった。 牧之原市の河村養蜂場(河村充代表)の蜂の巣箱でも4日、多くのミツバチが飛び交う姿が見られた。巣箱の点検をした河村代表は「3月は女王蜂が産卵して働き蜂が増える時期。無事に育っている。最近は温暖で蜂の越冬もだいぶ楽になった」と話した。 (写真部・宮崎隆男)
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華やか 河津桜の“トンネル” 静岡・麻機遊水地、23日まつり
静岡市葵区のあさはた緑地向かいを流れる樋橋(とよはし)川沿いで、約200本の河津桜が見ごろを迎えた。約300メートルにわたる“花のトンネル”が春の風景を華やかに彩り、17日には桜並木を散策したり、ランドセルや晴れ着姿の子供を写真に収めたりする人の姿が広がった。 桜は2013年に地域活性化と住民同士の交流促進を目的に植栽された。23日には「遊水さくらまつり」が開催される予定。太鼓演奏や地元の特産品販売などが行われる。 (写真部・宮崎隆男)
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立春絶景 雪化粧の富士山、早咲きの梅 富士・岩本山公園
4日は二十四節気の「立春」。暦の上では春の始まりの日とされる。早咲きの梅が見頃を迎えた富士市岩本の岩本山公園では3日、富士山を背に梅が咲く絶景を早朝から多くの来園者が写真に収めた。 同公園梅園では5600平方メートルほどに30種約400本の梅を植栽している。沼津市大岡から訪れた高橋定道さん(46)は「富士山が出ていたのでカメラを持って急いできた。いい写真が撮れた」と笑顔で話した。 (写真部・宮崎隆男)
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二十四節気「大寒」 薄紅色に春思う 静岡・久能山東照宮
20日は暦の上では1年で最も寒い日とされる二十四節気の「大寒」。静岡市駿河区根古屋の久能山東照宮の境内では、寒桜が見頃を迎えている。 境内の鳥居近くにある寒桜は1月上旬からほころびはじめ、19日現在で七分咲き。例年に比べて1週間ほど開花が早い。寒さが緩んだ同日は、訪れた参拝者が薄紅色の花に近づいて眺めたり、写真に収めたりして一足早い春を感じていた。山梨県から旅行で来た田沢康子さん(73)は「寒桜を見ると、寒さの中でも春は確実に近づいているんだと感じる」と笑顔で話した。 久能山東照宮によると、寒桜は2月上旬までは楽しめそうだという。境内では実割梅や八房梅などの梅も咲き始めている。 (写真
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【写真特集】藤枝順心が2年連続7度目の優勝 全日本高校女子サッカー
第32回全日本高校女子サッカー選手権は7日、決勝を兵庫県で行い、静岡県代表の藤枝順心が十文字(東京)を3―0で下し、2年連続7度目の優勝を果たした。堂々の戦いぶりで栄冠を手にし、歓喜に沸いた選手たちの表情などを写真で追った。 (写真部・宮崎隆男) 決勝 藤枝順心―十文字(東京) 前半4分、先制点を決める藤枝順心・久保田(10) 前半、先制点を決めて喜ぶ藤枝順心の久保田(10) 前半、先制点を決めて喜ぶ藤枝順心の久保田(左から2人目) 前半45分、2点目を決める藤枝順心・辻沢(右から2人目) 前
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【写真特集】藤枝順心ベスト4 全日本高校女子サッカー
第32回全日本高校女子サッカー選手権は3日、準々決勝を兵庫県で行い、連覇を狙う藤枝順心が神村学園(鹿児島)に1―0で勝利して4強入りした。接戦だった準々決勝の様子を写真で追った。(写真部・宮崎隆男) 藤枝順心-神村学園 前半、ゴールを死守する藤枝順心の菊地(左から4人目) 前半、ゴール前でシュートを狙う藤枝順心の辻沢(右) 前半、シュートを放つ藤枝順心の高岡(右) 後半、ゴールを狙う藤枝順心の中出(右) 後半、ゴールを狙う藤枝順心の植本(右) (兵庫県・三木総合防災公園陸上競技場)
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【写真特集】静岡県勢熱戦 全日本高校女子サッカー2回戦 藤枝順心/常葉大橘(12月31日)
第32回全日本高校女子サッカー選手権は31日、2回戦を兵庫県で行い、連覇を狙う藤枝順心が筑陽学園(福岡)に5―0で快勝した。常葉大橘は柳ケ浦(大分)に0―1で敗れた。2校の2回戦の様子を写真で追った。 藤枝順心-筑陽学園 前半4分、1点目を決めて喜ぶ藤枝順心の松本(15) 前半4分、1点目を決める藤枝順心の松本(中央) 前半26分、3点目を決める藤枝順心の高岡(9) 前半36分、ヘディングシュートで4点目を決める藤枝順心の柘植(中央左) 常葉大橘-柳ケ浦 後半、激しく競り合う常葉大橘の浅倉(12) 後半、ボールを奪い合う常葉大橘の後藤(10) 後半、常葉
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天井カラフル 傘の花満開 静岡の清水駅前銀座商店街
静岡市清水区の清水駅前銀座商店街に、傘を使った装飾が登場した。同商店街のアーケード天井を利用して多彩な傘を並べて街並みに彩りを添えている。 清水駅前銀座商店街振興組合(松岡夏樹理事長)が「商店街は市民共有空間」を合言葉に、市民や商店街利用者に楽しんでもらおうと企画した。同組合事務所前のアーケードにオレンジ色、緑色、青色の約160本のビニール傘を逆さにつるした。昼間は太陽光に照らされて3色に輝き、夜は一緒に飾る発光ダイオード(LED)の電装とともに幻想的な空間を演出する。 松岡理事長は「買い物だけではなく、楽しいものがやっているから見に行こうと思われる魅力あふれる商店街を目指していきたい」
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16万球の光「おまち」きらびやか 静岡市中心街、イルミネーション始まる
静岡市葵区の中心街を鮮やかに彩る「第34回青葉シンボルロードイルミネーション」が17日夕、始まった。青葉シンボルロードから常磐公園まで約500メートルの並木道を、16万球ほどの「アイスブルー」色の発光ダイオード(LED)で装飾している。来年2月12日まで。 「I Loveしずおか協議会」(沼田千晴会長)と同市が共催する恒例イベント。今年は「クリスタルイルミネーション」を実施。メインモニュメントは氷の城をテーマに装飾し、冬の市街地をきらびやかに演出した。点灯式では沼田会長と難波喬司市長、VELTEXスポーツアカデミーの子どもたちがボタンを押すと、イルミネーションが一斉に輝いた。 同会場では
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「タフチョイス」実る 静岡聖光2年ぶりV、東海大翔洋振り切る 全国高校ラグビー静岡県大会
第103回全国高校ラグビー静岡県大会(静岡新聞社・静岡放送後援)は12日、エコパスタジアムで決勝を行った。5年連続の同一カードは、聖光が東海大翔洋を19―12で破り、2年ぶり8度目の頂点に立った。聖光は大阪府の花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。 聖光は前半2分にラインアウトモールからフッカー鈴木然が先制のトライ。同10分にはCTB畔柳颯が相手の間を縫いトライを決め、14―0とリードを広げた。その後は反撃を受け苦しんだが、後半26分にWTB土屋嘉之介が右サイドでトライを奪い突き放した。 翔洋は後半12分にゴール前のラックからプロップ鈴木凱大のトライで一時は2点差まで詰め寄ったが、
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【写真特集・藤枝東】藤枝東準V、静岡学園に惜敗 全国高校サッカー選手権静岡県大会
静岡学園―藤枝東 前半29分、頭で一時同点に追いつくゴールを決める藤枝東・植野(中央)=エコパスタジアム(写真部・小糸恵介) 静岡学園―藤枝東 前半29分、一時同点に追いつくゴールを決めて駆け出す藤枝東・植野=エコパスタジアム(写真部・小糸恵介) 静岡学園―藤枝東 前半29分、一時同点に追いつくゴールを決めて駆け出す藤枝東・植野=エコパスタジアム(写真部・小糸恵介) 静岡学園―藤枝東 後半、ヘディングシュートを外し天を仰ぐ藤枝東・江口(右)=エコパスタジアム(写真部・宮崎隆男) 静岡学園―藤枝東 前半、静岡学園
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【写真特集・静岡学園】静岡学園2年ぶりV 全国高校サッカー選手権静岡県大会
静岡学園―藤枝東 前半、ゴール前に攻め上がる静岡学園・庄(左から2人目)=エコパスタジアム(写真部・宮崎隆男) 静岡学園―藤枝東 声援を送る静岡学園応援席=エコパスタジアム(写真部・宮崎隆男) 2年ぶりの優勝を決めて喜ぶ静岡学園イレブン=エコパスタジアム(写真部・宮崎隆男) 2年ぶりの優勝を決めて喜ぶ静岡学園イレブン=エコパスタジアム(写真部・宮崎隆男) 静岡学園―藤枝東 前半15分、先制点を決めて喜ぶ静岡学園・庄(7)=エコパスタジアム(写真部・宮崎隆男) 静岡学園―藤枝東 後半26分、勝
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静岡県勢奮闘 燃ゆる、かごしま国体 写真と動画で振り返ります【TRY!ANGLE】
国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」が7日から17日まで鹿児島県内で開かれた。静岡県の成績は天皇杯(男女総合)19位、皇后杯(女子総合)20位。静岡の代表として奮闘した選手の活躍を写真で追った。 同大会は次回から国民スポーツ大会「国スポ」と名称を変更。「国体」としては今年が最後の大会となった。来年は佐賀県を舞台に開催する予定。 (写真部・宮崎隆男)
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「竹あかり」国宝を幻想的に照らす 久能山東照宮夜間特別拝観 9月16日から
静岡市駿河区の久能山東照宮の夜間特別拝観「天下泰平の竹あかり2023」(久能山東照宮、静岡鉄道主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が15日、16日の開幕に先立ち関係者に事前公開された。 2018年から実施している夜間特別拝観は、新型コロナウイルスの影響で20~21年は中止したが昨年から再開した。竹あかりは同市内で荒廃竹林問題を解決するため活動する有志の団体「アカリノワ」が制作。事前公開の内覧会では、約300本の竹あかりと照明が参道や国宝の社殿を照らし、境内は幻想的な雰囲気に包まれた。 夜間特別拝観は1日800人限定で16日~11月26日の土日祝日(11月は金曜も開催。同月23日は休み)、午後
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【写真特集】静岡県総合防災訓練/浜松中部学園(浜松市中区)
レスキュー訓練に参加する自主防災隊員ら=3日午前、浜松市中区の浜松中部学園 がれきに挟まれた負傷者を想定し救出に挑戦する参加者=3日午前、浜松市中区の浜松中部学園 避難所運営訓練の受付で避難者役の参加者の体温を測る自主防災隊員=3日午前、浜松市中区の浜松中部学園 避難所運営訓練の受付で避難者の区分けや誘導を行う自主防災隊員ら=3日午前、浜松市中区の浜松中部学園 避難所の体育館で段ボールベッドの設営に挑戦する自主防災隊員ら=3日午前、浜松市中区の浜松中部学園 避難所の体育館で段ボールベッドの設
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まだまだ暑さ厳しくても… きょう「処暑」 静岡でナシの収穫進む
23日は二十四節気の「処暑」。厳しい暑さが和らぎ、秋の涼風が吹き始めるころとされる。静岡市駿河区用宗の杉山農園(杉山謙介代表)のナシ園では、ナシの「豊水」などの収穫が早朝に行われている。 22日には同園直売所と県内スーパーで販売する分のナシを手作業で480キロほど収穫した。今年は7月の雨量が少なかった影響で全体的に小ぶりだった分、味が濃いナシとなった。杉山さんは「全国的に病虫害が広まっているが、台風の影響がなかったので助かった」と語り、一つ一つ丁寧にナシをもぎ取っていった。 同園のナシは9月上旬までは収穫を行う予定。 (写真部・宮崎隆男)
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心を癒やす棚田 水たたえ七変化 松崎町/富士宮市/菊川市【TRY!ANGLE】
傾斜地を利用して階段状に作られた水田「棚田」。地形に沿って幾重にも重なる棚田群が、中山間地域の多い日本の原風景として多くの人の心を癒やす。 田に水が張られ、田植えが始まる5月は棚田の表情も豊かになる。水面に富士山が逆さに映る光景をはじめ、昼間は辺りが黄金色に包まれ、たそがれ時には赤色から青色の階調に染まる棚田の風景などが楽しめる。水田内に目をやるとオタマジャクシが無数に泳ぎ、カエルや虫の鳴き声がこだまし、生物の多様性を感じることもできる。 静岡県内では1999年に富士宮市の柚野の棚田群や、菊川市の千框(せんがまち)の棚田、松崎町の石部の棚田などが県棚田等十選に選定されている。