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クリスマスが今年もやってくる~♪「粋」な演出たち

 寒い冬でも心躍るビッグイベント「クリスマス」まで、あと1カ月となりました。街にはイルミネーションが彩り、すでにツリーの支度をしている家庭もいらっしゃるのではないでしょうか。静岡県内では大人も子どもも動物も、皆でお祝いムードになってワクワクする季節です。一風変わった「粋」な演出を、毎年恒例の事例などを含め、まとめました。

プラモデル&ランナーアート展 不要な「枠」をツリーに

 プラモデルを組み立てた後に残る枠(ランナー)を再利用して制作した作品や、県内のプラモデル愛好家による作品を紹介する「プラモデル&ランナーアート展」が12月24日まで、静岡市葵区の市文化・クリエイティブ産業振興センター(CCC)で開かれている。

プラモデルの「ランナー」を再利用して作ったツリーなどが並ぶ会場=静岡市葵区の市文化・クリエイティブ産業振興センター
プラモデルの「ランナー」を再利用して作ったツリーなどが並ぶ会場=静岡市葵区の市文化・クリエイティブ産業振興センター
 市が葵、駿河、清水の3区に設置した「ランナー回収ボックス」に寄せられたランナーを再利用して制作した高さ約1・4メートルのクリスマスツリーなど、さまざまなランナーアートが並ぶ。ツリーは、市内各地に設置されているオブジェ「プラモニュメント」のデザイン担当者、松尾憲宏さんが監修した。
 県内を中心に活動する「静岡キャラクターモデラーズ」による作品や、ミニ四駆の外見などを競う「コンクールデレガンス」で受賞のあるマシンなども展示されている。
 12月17日にはツリーに飾る星形オーナメントを作るワークショップも開く。参加無料で、先着30人まで。申し込みはCCCホームページ<https://www.c-c-c.or.jp>から受け付ける。
 (社会部・鈴木紫陽)
<2023.11.23 あなたの静岡新聞>

海底にツリー設置 ダイビングの名所 沼津・大瀬崎

 ダイビングの名所として知られる沼津市の大瀬崎の海中にこのほど、毎年恒例のクリスマスツリーがお目見えした。25日まで。

大瀬崎の海中に設置されたクリスマスツリー=沼津市
大瀬崎の海中に設置されたクリスマスツリー=沼津市
 大瀬海浜商業組合が「ダイバーにクリスマス気分を味わってほしい」と、水深8メートル付近の海底に高さ4・5メートルのツリーを設置した。昨年まではプラスチック製だったが、脱プラスチックのメッセージを込めて今年はスギを使った。星形のオーナメントも木製という。発光ダイオード(LED)の電飾も施し、毎日午後1~3時と土曜日午後6時~7時半に点灯する。
(山川侑哉)
<2022.12.13 あなたの静岡新聞>​ 

動物たちも演出 伊豆・三津シーパラダイス

 沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスで25日まで、「みとしークリスマスショー2022」が開かれている。

ミニクリスマスツリーを鼻の上に乗せるカリフォルニアアシカ=沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイス
ミニクリスマスツリーを鼻の上に乗せるカリフォルニアアシカ=沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイス
 1日3回のショーをクリスマスの特別版で実施している。ショースタジアムの壁に高さ約2メートルのツリーが描かれた。カリフォルニアアシカの演技では、アシカがミニクリスマスツリーを鼻の上に器用に乗せ、バランスをとった。イルカたちは観客が手作りのクリスマスステッキを振るのに合わせ、くるくると回ったり大きくジャンプしたりする華麗な演技を披露し、会場から大きな拍手が送られた。
 24、25の両日には観客に抽選でクリスマスプレゼントが贈られる。
(山川侑哉)
<2022.12.22 あなたの静岡新聞>

サンタが餌付けショー 下田海中水族館

 下田海中水族館(下田市)で、サンタクロースの衣装をまとったダイバーによる餌付けショーが始まった。25日まで。

エイに餌を与えるダイバー=下田市の下田海中水族館
エイに餌を与えるダイバー=下田市の下田海中水族館
 施設内の入り江に浮かんだ水族船の「アクアドームペリー号」の大水槽には、真っ白な付けひげと赤と白の服装でサンタクロースを模したダイバーが登場。エイやネコザメ、カメにアジやプランクトンなどの餌を与えている。ダイバーの周囲にはあっという間に魚が集まり、来館者は驚きの声を上げていた。
 長年実施している年末の恒例行事。飼育課の山根正太郎さん(25)は「季節ならではの雰囲気をぜひ味わってほしい」と来館を呼びかけている。
 ショーは午前10時35分開始。24日と25日は午後2時35分にも観覧できる。
(下田支局・伊藤龍太)
<2022.12.09 あなたの静岡新聞>
 
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